ヲタク国王の建国奮闘記
私の小説家になろうでの第1作目の作品です。中々適当だと思いますが初心者ですのでご勘弁下さい。適当に暇つぶしで読んでくれれば嬉しいです。
ーヒラリア王国城下ー
ヒラリア「いやぁ〜国は今日も穏やかじゃ。我は満足じゃ!」
クラリス「はい、国王陛下。」(黙れ!このアホズラボンボン国王!)
ヒラリア「なぁ、そうだろ!議長!」
クリプソ「逢瀬のままに。」(1人だけいい気になりやがって。)
国民(また来やがった。俺らは誰1人としてまともな飯を食ってねぇってのに。)
ヒラリア「はっはっは〜素晴らしい国じゃ〜」
ー日本コミケ会場ー
敬太「あぁ〜、今年も終わってしまった。コミケ!これから先は次のコミケまで消化試合だ〜」
燈「相変わらずのヲタクっぷりね。あんた学校で孤立してんじゃないの?」
喜久「いやいや、こいつ隠れヲタクだから。学校では普通にちゃんとしてんじゃねぇ?」
敬太「もちろんそうだ。俺はヲタクだが社会不適合者ではない。」
喜久「いや〜でも、確かに現実とかつまんねぇよなぁ〜。だってよ、綺麗な女の子から声もかけられねぇし、魔法とか使ってモンスター倒したりできないし。」
燈「いるじゃん、綺麗な女の子が、ここに。」
敬太「なぁ。見えるか?」
喜久「いや?いねぇな。モンスターなら見えるが。」
燈「はぁ⁉︎誰がモンスターよ!お姫様でしょ⁉︎毒舌イケメンに言い寄られちゃうおとなしい系美少女でしょ⁉︎」
敬太「なぁ。俺思うんだけどさ。こいつが1番廃人なんじゃねぇ?」
喜久「同感。俺ら2次元に萌えるけど一応3次元にも好みあるしな。」
燈「うるさいわね!いいでしょ、だいたい、男が悪いのよ!2次元に勝る男がいないからいけないのよ。」
喜久「よく言うよなぁ〜。女子だってそうじゃん。俺らの学校に清純黒髪少女とか敬語コミュ障妹キャラとかいねぇしよ。」
敬太「メガネが似合う委員長もいねぇしな。」
燈「あんたら属性萌えの種類が特殊すぎるのよ!」
敬太「あぁ〜異世界転生してチヤホヤされたーい‼︎」
ゼウス「その願い、聞き入れてしんぜよう!」
敬太「おぉ、何⁉︎おっさん誰?」
喜久「怪しいな、殺るか?」
燈「今殺ろうすぐ殺ろう滅多打ちにしよう!」
敬太「おっしゃ〜!袋叩きにして滅多刺しだ!」
ゼウス「いやいや、待て待て。待ってくれ!こういう時って普通もっと困惑しない。転生させるっつってんだよ?」
燈「え?だっておっさん暑さで頭イかれた強烈ヲタクでしょ?」
ゼウス「違う違う!俺ゼウス!最高神!世界を司ったりできるの!というか君たちヲタクでしょ?そういうシチュ結構馴れてないの?」
敬太「というか、一応その辺の区別はついてるっていうか。」
ゼウス「まぁ、とにかく話だけでも聞いてくれよ。今困ってるんだ。とある世界が崩壊寸前で。」
喜久「え?なんで?」
ゼウス「神が世界を作る時にはその世界で中心になるように一族を神から輩出するんだが。」
敬太「あぁ、天皇とか、王族とかってのはそういう意味か。」
ゼウス「中々物分りがいいな。それで、とある世界でその王族が…少々お頭が弱いもんでね。困ってんだ。頼む。この世界は神の中でも有名な成功してる世界なんだ。転生させてくれ。」
喜久「天下のゼウスが…」
敬太「人間に頭下げて…」
燈「意外とヘッポコね。」
ゼウス「頼むよ〜このままだと神の中での地位も危うくなるんだ。もちろん、それなりの報酬も準備する。」
敬太「報酬って?」
ゼウス「腕輪と指輪とブレスレット。これを1つづつ渡そう。まぁ、いろいろ役に立つ。」
喜久「なんか胡散臭さは拭えねぇけど、まぁ暇だし。ちょっくら付き合いますか。」
ゼウス「ありがとう。待ってて、すぐ手続きしてくるから。」
燈「手続き?」
ゼウス「申請書を出して転生許可証を発行してもらわないといけないから。」
敬太「意外とちゃんとしてるな。制度が。」