表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自由に過ごしたい魔物使い  作者: 志位斗 茂家波
夢追い人(ドリーマー)育成学園へ入学で章
23/162

ようやく入学!!でもその前にやるべきことがあるのだ!!

本日2話目!

ちょっと体調不良ですけど書いちゃった!!

‥‥‥ハクロの背中で一晩を過ごせた翌朝、リューたちは入学会場へと向かった。


 周囲には案の定というか、罠にかかっているごろつきのような人たちがいたので、縛り上げた後ポーンルドさんにしかるべき場所へ送り届けてもらいました。


 こりゃ、この先注意しとかないとなぁ‥‥‥伯爵領とは違う都会のようなところだしね。普段は見かけないような馬鹿とかがいてもおかしくはない。


 しかし、仕掛けていた罠ってやり過ぎたかな?なんか恍惚の笑みを浮かべて、何かいけない扉が開いたっぽい人がいるのだが‥‥‥流石に何度もタンスの角に小指をぶつけた痛みを与える罠を仕掛けたのはまずかったのだろうか?




 手違いによってはいれなかった寮であったが、教育とようやく入れることになり、その部屋にかかりの人に案内してもらい、ようやく荷物を置いて、部屋の鍵をもらって入寮出来た。



 部屋の大きさはそこそこ大きい部屋で、4~5人ほどが体を伸ばしてくつろぐことができる広さだろう。

 




 ただまぁ、ここって夢追い人(ドリーマー)育成学園の方の男子寮なんだよな。


 女子寮と男子寮と分かれてはいるのだが、理由としては学年が上がるにつれて互いに意識することがありそうだからこそ、分けているのだとか。


 しかし、従魔は扱いによって変わることがある。


 一緒の部屋にという希望があれば一緒の部屋に泊まることができるのだが、大型過ぎて入れないのであれば、従魔用の宿舎があるそうなのだ。


 ハクロの場合は一緒の部屋に入りたいようで、サイズ的には‥‥‥大丈夫かな?


 ピポは余裕だったよ。





 入寮した後、お昼時になり指定の場所へと俺たちは向かった。


 入学式の前に‥‥‥この学園では試験があるのだ。


 だれでも自由に入ることができるのだが、それでも育った場所によって勉学や身体能力の差が出るのは明らかなので、その測定をして、クラス分けをするそうである。


 ついでにその試験の際に、その人が魔法が使えるか否か、使えたとして正確にはどの様な物が使えるのかという判定もあるようなので、それも気になる処である。


 俺の場合どういう属性かよくわかっていないからね‥‥‥黒目黒髪は異質の魔法を持つというけど、本当にどういうの何だろうか?








 指定された試験会場へ向かうと、すでに多くの入学予定者たちで集まっていた。


 ヴィクトリアの姿を探そうかなと思ったけど、彼女は王族。


 王族ゆえにどこか別の場所で受けているようで、ちょっと見れないのが残念である。


 と言うか、今会場ほうから大男が吹っ飛んできたけど‥‥‥彼女の仕業じゃないよね?




【頑張ってくださいリュー様!!】

【ピキ―ッツ!!フレ―ッツ!!フレ―ッツ!】


 ハクロとピポは会場の従魔用待機場所にて一旦預けることになっている。


 魔物使いになろうとして、既に従魔を持っているならばそこに預けて待ってもらうそうだ。


‥‥‥あと、単純にズル防止と言うのがある。


 従魔を連れ込んで、試験のカンニングに利用したりとした人がいたそうだからね‥‥‥使い道が間違っているような気がするよ。



 というか案の定、預ける際にハクロもピポも目立ちました。辺境伯爵領地で領民に見られたときも、そこの領主の息子だからみたいな扱いで終わっていたんだけどなぁ。


「なんだあの美女‥‥‥アラクネ!?」

「綺麗な人…‥そして何か可愛らしいのがいるよ」

「ええでぇ、あの姿を得にしたら売れそうやわぁ」

「あの小さい子ハァハァハァハァ!!」


 一人明らかにやばい人が混じっているんだけど!?良いのかそんなやつがこの場にいて!?







 まずは当たり前に座学の試験。


 数学や国語、貴族出身の人がいるならばマナーや歴史などもやらされるようだ。

 

 辺境伯爵家なので、俺はそれら全部をやらされるはめになったけど‥‥‥数学とかはいいけど、マナーに自身がないな。そう言うのってあまり気にしていなかったし、とりあえず基本だけはできたかも。



 次に、魔法に関する判定の方である。


 入学前に魔法に目覚めた人は属性のチェックと使える魔法の簡単なテスト。


 目覚めていない人は仕えるようになるか調べる測定があるようだが、俺の場合は前者なので属性を調べることからになるだろう。






 魔法に関しては個人情報的なところがあるので、防音の個室にて行われるようだ。


「12番!!リュー・フォン・オーラ!!」

「はい」


 呼ばれて部屋に入ると、そこには試験官3人と、大きな水晶玉のような物体が置かれていた。。


 無色透明であり、中には何やら少し光っているものがある。


 調べるための魔道具(マジックアイテム)のようで、軽く触れるだけでどのような魔法が扱えるのかが判明し、どれだけの魔力とかもあるのかを調べることができる便利品のようだ。



「では、この道具に軽く触れなさい」


 試験官の人がそう指示したので、俺はその水晶玉のような魔道具(マジックアイテム)に手を触れて‥‥‥‥



「!?なんと!?」

「これは…‥‥やはりどの属性にも当てはまらない類の物か!!」

「と言うかこの魔力なんじゃこりゃ!?」


 水晶玉が黒く光り、そこから文字が投影され、それを見た試験官の人達は驚きで目を見開いた。


 個人情報の暴露のような気がしたけど、魔法の属性だけだしなぁ‥‥‥でも、判明したのがこれって‥‥‥



―――――――――――――――――――――――――――――――

対象者:リュー・フォン・オーラ

使用可能魔法属性:『力』

魔力量:2000(現在も成長中)


属性名:『力』

重力や反重力、斥力、引力と言った力など、空間そのものに働きかけるものと、対象物に働きかける魔法を扱う事が可能な属性。

具体的には相手の重量を捲させたり、空間の拡張・縮小が可能になる。


―――――――――――――――――――――


 まぁ、重力に関する魔法などが使えていたから予想はできていたけどね。


 と言うか待てよ?


「すいません、魔法どうこうというよりも魔力量で驚く人がいましたが‥‥‥」

「「「あたりまえだぁぁぁぁぁ!!」」」


 質問した途端、試験官たちがそうツッコミを入れてきた。


 説明によると、通常人間が持つ魔力は多くて3桁。


 でも俺の場合は2000と言う4桁なので多すぎるのだという。


「それに今現在も成長中って、最終的にどうなるかはわからんのだぞ!!」

「これがどれだけやばいことなのかわかるか!!」



 必死そうな試験官たちの説明いわく、それだけの魔力を持つ人、しかもこのような異質な魔法を使える人を国が放っておくわけがない。


 他の貴族たちも目を付けてくるのが必然であり、大馬鹿な人の中には学校を破壊して攫おうとか言う物が出る可能性すらあるようだ。


「だからできるだけ今の結果を他者にばれないようにしてくれ!!」

「これがばれると、試験官をしていたわしらにもとばっちりが来る可能性がある!!」

「属性は別にいいとして、今の魔力量だけは絶対にばれるな!!適当に学年最高クラスだったとごまかすからな!!」



‥‥‥普通、このような結果が出たときには貴族に媚びを売るような人もいるようだが、この試験官たちはどうやらかなりの小心者たちのようで、そんなことをする勇気はないそうだ。


 平穏に過ごしたいので、できるだけ黙ってほしいと懇願されたので、俺はこの結果を従魔に伝える以外は話さないと約束しました。


 余計な苦労人を増やしちゃったような気がするなぁ…‥‥念のために学園長に相談する用で、何かあったあらそっちに頼ってほしいとまで言われ、試験官たちからの嘆願書までもらったよ。



 しょっぱなから、俺はどうもやらかしてしまったようなのであった‥‥‥




‥‥‥苦労人、増加決定。

こうしてリューの周囲にはどんどん心労を積み重ねてしまう人たちが…‥‥

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ