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きせつ

いつも私の前で見え隠れしていたキミ


手を伸ばしても


駆け足で追いかけても


キミに触れることが出来なかった


あの頃の私


キミの背中だけが私の眼に入る


キミを振り向かすことしか考えてなかった


雪が散つき寒かったけど


私の心だけが火照っていた


あの冬の日




いつも私の隣にずっといてくれたキミ


小指と小指を繋いで


私と一緒に歩いてくれた


幸せな頃の私


キミの横顔だけが私の眼に映る


キミの香りと肌の温もりが安心をくれたね


桜が舞って綺麗だねと


二人で笑みを浮かべていた


心地よい春




いつも私を後ろから支えてくれたキミ


ずっと私の傍にいて


同じ時間を過ごしてくれる


夢を見た私


キミとの将来を私の心に思い描く


キミという存在は私よりも大切な宝物だよ


波が運ぶ潮の香りに


二人は永遠の愛を誓った


三回目の夏




いつも周りを見渡せばいてくれたキミ


でももういない


横を見ても前を見ても後ろを見ても


キミのいない私


キミとは二歳年が離れていたけど


気が付けば私はキミと同い年になっていたよ


葉が紅葉に染まる


キミが空に昇ってから


二回目の秋




季節は私の過去を思い出させてくれる


これからも                                  





                                       










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