登校にて
ガッシャン!!!!
.....ゴゴゴゴゴ.....
ガッツツシャァァアアアアン!!!!!!!!!
「うん、いい目覚め!」
....って、、
「なるわけねーーーーだろぉぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
僕は窓を全開にして怒鳴り散らした。
そう、このバカでかい変形マシーンに乗って学校に登校しようとしている彼こそが、
頭のイかれた高校生サイエンティストであり全世界の科学者の星!(自称
『白衣 イチロー』である。
「おはよう~今日も相変わらず言いツッコミだな~”ニュートン君”♪
なんでこう毎朝毎朝寝起きに冷静かつ的確なツッコミができるのか....僕には見当がつかないよっ!
レポートにまとめる必要があるな......」
「いらんことしなくていいわ!!
ってか、”ニュートン”って呼ぶのやめてくれないかな。。。」
ニュートンという名前は、僕の名前が『寛正 リンゴ』だかららしい。
昔から女の子みたいな名前だとか、かわいいとか言われてホントうんざりだったけど
まさかイチローからはニュートンって呼ばれるなんて、、
「ほら、ニュートン君もこのアレクサンダー13号EXに乗りたまえ、遅刻してしまう。」
「ばーか、そんなもんのらねえよ‼︎
って、もうこんな時間!!お前のせいだからな!!今日だけはアレク....何とかを借りるぜ。」
どことなくイチローは嬉しそうにこちらを向いて得意げにしゃべり始める。
こいつのペースに乗せられつつ俺は恐る恐る機体に乗り込んだ。中は意外としっかりしていてさすが変態サイエンティストって感じがする。
「フフフフフフ、そうこなくてはっ。
行きますよ!!!!!!ペテルギウスver7.86改!!! 」
「いや名前適当なのかよ」
イチローは不気味に微笑み”DANGER”と書かれてあるいかにも怪しげなスイッチを取り出す。
「貴方の最高スピードを僕たちに見せてくれぇぇええええええええぇぇぇぇぇぇ...........?」
ポチっ!
ウイィィィイイイイイイイイイイン......
「ん?なんだ??何も起きないけど、、、
おい!!イチロー!!!どうなってやがる1ミリも動きやしないぞ!!!!!!」
イチローは悟りを開いたような顔でこう言った。
「バッテリ上がっちった♪」
「このマッドサイエンティストがぁぁああああああああ」
このあと俺はこの登校用マシンを片付けるのを手伝い約4時間学校を遅刻し反省文処分となった。
このお話はイチローが作り出す発明品で”ニュートン”ことリンゴが様々な被害にあい迷惑がりつつもイチローにどんどん惹かれていくBLストーリーであ....
ニュートン:「んなわけあるかぁあああ!!!!!!」