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お願い  作者: 空気 心
3/3

笑いたい。本気で

私たちは、いつものように笑った

「アッハハハハハ、なにそれ~面白い!」

「うん~、でしょ!フフフ」

何気ない会話…

まさか、これがなくなるだなんて私は思いもしなかった。


でも、今さきちゃんは起こったことなど、すっかり忘れて…普通にごくごく普通に笑っている


私が、笑えないということも知らずに…

ねぇ、なんでそんな風に簡単に忘れて笑えるの?

ねぇ、私あなたのことが分らない。

ねぇ…ねぇ!


ふっ…まぁ、私が怒っても仕方ないよね。

こんなこと言ってたらキリがないもの。

でも、あなただけにはさきちゃんだけには、あのことを忘れて欲しくない。

私だって覚えてるんだから…

そりゃあ、あなたは忘れちゃうよね。


もう一度、笑いたい。本気で…

ねぇ、笑わせて?

たぶん…私が笑うには、

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