表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/27

帰宅その①


  ◇



「ただいま」

 魔緒は玄関の扉を開いた。どうやら帰宅したらしい。

「……ん?」

 靴を脱ごうとして、違和感を覚えた。玄関に、見覚えのない靴があるのだ。小さな革靴で、サイズは22センチくらいだろうか。因みに、この家の者で最も靴のサイズが小さいのは魔緒の母親で、24センチである。つまり、この靴は来客を示しているのだろう。

 という所に思い至った辺りで、奥のほうから中年女性が姿を現した。

「あら、魔緒。もう帰ってたの?」

 陰陽佳代子、魔緒の母親である。描写は面倒なので、読者自身の母親の姿を宛がうといい。もしくは、その辺の小母さんでもいい。そのくらい平凡な見た目だ。

「今日は帰るの早いって言ったはずなんだが」

「そう言えば、そんなことも言ってたような」

「聞いとけよ」

 年のせいなのだろうか。いくつか知らないが。

「それより、あなたにお客さんよ」

「客?」

 さっきの靴の持ち主だろう。

「リビングで待って貰ってるから、早く行きなさい」

「へいへい」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ