終着点
掲載日:2026/07/10
終着点だ。
この先に有るのは終わりだけ。
きっと、進まずに戻るのが普通なのだろう。
でも、誰かが行かなきゃここも終わってしまう。
つい、後ろを何度も確認してしまう。
分かっているくせに、誰も来ないと。
ため息がでる。
まだ、みたいアニメが沢山あった。
行ってみたい場所にも行けてないし。
夢も叶うことは無くなる。
嫌だなぁ、心底そう思う
一歩踏み出す。
色んな人の顔が浮かび上がる。
友人、親、兄弟。
意外と少なかった、また一歩前へ。
記憶が浮かび上がる。
好きなアニメの記憶。
感動した映画の記憶。
ゲームの記憶。
景色の記憶。
たわいのない記憶。
懐かしくなる、また一歩。
後悔している。
この選択に。
後悔している。
この一歩に。
後悔している。
動く度に。
でも、間違いだったとは思っていない。
偶々ハズレくじを引いただけで、誰かがやらなきゃ行けないことだから。
後悔している。
運の無さを憎んでいる。
誰も助けてくれないことに絶望している。
それでも、もう戻れない。
「あ~あ~、もっと生きたかったなぁ」




