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第一日 夜 是が非
嘆いては前に進めない。
「ふんふふ~ん..」
「どうかしたのか?」
「いや、なんかこの世界の端とかってないのかなぁ~って..」
「う~ん..あったかはわからんな。覚えていない。」
「ふ~ん..」
私の名前は鈴木紬。この世界から脱出しようとしているの。
「今から行くことってできないの?」
「もう暗いんだから行かない方がいいだろ?」
「そんなお母さんみたいなこといって..」
ギィ~ッ
「..やっぱり寝室の空気っていいわね~」
「まぁ、そんな感じで設計されてるからな。」
「..なんか、最近ずっと同じ生活を繰り返してる気がする..」
「どういうことだ?」
「なんかヒロインと恋愛して..以外はただ仕事と食事をしているような気がするというか..」
「俺は会話しかできないんだから食事とか睡眠できてる時点でうらやましいけどな。」
「あ~..今日は寝よっと」
「あのな~...」
一筋の光では外へたどり着けない。




