28/55
第三夜 昼 想定外
愛はお互いの欲求を満たすものだ。
「..やっぱりこの仕事は慣れないなぁ~..」
「まぁ、俺には仕事って概念がわからないがな...」
「そっちは私をクリアに導くのが仕事でしょ?」
「う~ん...」
..私の名前は鈴木紬。この世界でお嬢様として、このゲームから脱出する方法を考えているの。で、こっちはヒント。本来は私をクリアに導くのが仕事なんだけど...
コンコンコンッ
「失礼します。」
「は~い..って、飛鳥さん?なんの用で?」
「あの..私と、付き合ってください!」
「え、えぇ!?」
ど、どうしよう...これ私今香月くんと付き合ってるんだけど..とりあえず今は考えるとかでいいかな?
「こういうのは拒否して閉鎖させた方が好感度イベントの枠を香月に使えるぞ。」
そ、そう...じゃぁ拒否しよっと...
「う~ん..私よりももっといい人がいると思うよ?」
「そ、そうですか...では、失礼します。」
「...これで本当に良かったのかな?」
「この世界でずっと暮らしたいならよかったんじゃない?」
「う~ん...」
一方的にもらうものではない。




