第0日 新たなる出会い
触れるべきではない。この恋愛ゲームは赤黒いダイヤモンドによって満たされている。
「...あー!!なんだよこれ!!なんで流星くん振り向いてくれないの!?」
あ、私の名前は鈴木紬。30歳。独身。最近あまり男が寄り付かないことに焦っていて、現実逃避するように恋愛ゲームをしている。20代のころはあんなにモテてたのになぁ...
「あークソっ!!なんでなんだっ...よ!!」
あ、やべ。怒りでbutton2を投げちゃった...
「え...?」
うそでしょ...?画面が...せっかく抽選当選して買ったのに...!!
「あ、ああ...あああああ!!!」
......ストレスを壁にぶつけてしまった。ちょっと穴が開いたかな...?
『こっちにおいで...』
え...?だれ...?
『こっちではかっこいい男といろんな恋愛ができるよ...』
う、うわぁっ...!?buttom2から...白い手が出てる...!?に、逃げなきゃ...!
『なんでおそれる必要があるんだい?さぁ、はやくこっちにおいで...』
「い、いやっ...です!!」
『おいでって!』
ひっ...!?白い手がどんどん迫ってきて...!?た、たすけっ...
『......これでioewdj90jiのujnewodfcはed908scw3joidios...』
...こうして、私のながーい、ハーレム生活が...
なぜ開いたのか...なぜ最後まで読んでしまったんだ?