episode1「出会い」
本作は、3年前に書いた小説を軽く訂正し投稿してるものとなります。
よって作中に可笑しな点があったりしますが、
episode2からちゃんとなりますので
どうぞご理解をお願い致します。
俺の名は天野優輝、何もない普通の高校生。
人前に立つと喋れない事以外は本当に普通だ。
今日は夏休み前最終の土曜日で、朝から勉強をずっとしてる。
でも、最後にそれじゃつまらないし・・・。
とりま外に出てどうするか考えよう。
「やはり人が多い・・・」
今日は年一の地元公園で行われる花火大会。
例年客足は多いと噂されているがここまでとは思わなかった。
辺りを見渡した感じ、小学生や中学生はもちろん、手を繋いでいるカップルや家族連れが多かった。
ぼっち仲間は・・・居なかった。
内心ショックを受けつつも花火大会が始まるので土手に腰掛けて花火を見る。
色々な種類の花火が打ち上がって凄く綺麗だった。
「いつかまた彼女作って来たいなー」とか思いながらずっと見ていた。
そして、彼女と花火大会に来ている妄想をしているうちに花火大会が終了してしまった。
少しばかり悲しい気持ちもあったが、明日からまた学生生活を頑張ろうと思ったのである。
そしてそのまま帰ろうとした時、後ろから声を掛けられた
「あの・・・もしかして優輝さん?」
俺は「えっ・・・はっはい」
声をかけてきたのはなんと同じクラスの野花瑠璃だった
この子は同じクラスで学年上位の天才で周りの男子からも人気。
「突然話しかけてすみません。。花火お好きなのですか?」
と彼女がいう、なんと礼儀正しい方でしょう。それに対して俺は
「えっ・・・普通ですかね。」
と答える。「もっと違う回答あったでしょ」と思う方も居ると思うが、学生生活を送っていても異性との接し方をマスターしていないせいか、なんか強張るのだ。
「そうなのですね。あなたの顔を見ていたら凄く嬉しそうだったので好きなのかなーと思いまして」
見られてたんかい!
見られていたせいか急に恥ずかしくなった。クラスメイトの女子に顔をガン見されてたのだから。
「あはははは・・・」
早くここから立ち去りたいと思った。
「あっもう寝る時間になるので先に帰りますね!またどこかであったらその時も話しましょう!」
そう言って置き去りにされた感じでぼっちになったので、一人帰路につく
・・・俺に話しかけてくるって事は脈アリか?
そんなことを思いながら帰宅し、就寝についた
翌日に何が起こるのかも知らないまま。