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黄金のアルシュベルド 08 あとがき

 あとがきは、モンスターハンターワイルズのメインストーリーのネタバレがあります。


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 まず、ストーリークリアすることで意味のわかる『護竜アルシュベルドを1枚の絵で表していたコンセプトアート』に心奪われました。


 人類が反映するためだけに産み出された存在は、その鎖を引き千切っても自由になれるわけではない。

 食べる、繁殖する、自己防衛する、動物が生きる上で必要とするものを全て奪われていたら、果たして何をすればいいのか? アルシュベルドの選択は、ただひたすら生命を奪うことだけになっていました。


 そんな彼に人生を翻弄されたナタは、初めは自分たちを襲ったアルシュベルドを憎んでいましたが、竜乳の影響で変わってしまった守人から自分たちの祖先のことを知り、悲壮な運命を受けていたアルシュベルドのことを考え直していました。

 このとき、ナタとアルシュベルド、いずれも自分の存在理由(レーゾンデートル)は何なのかともがく姿が重なって見えました。


 ナタは鳥の隊と禁足地を巡り、様々な人々と交流し、自然の摂理や禁足地の環境を体感していました。そして、ナタは彼なりの答えを出し、生命の環から外れた彼を慰める選択をしました。

 人類の手で産み出したものを、人類の手で消しただけ。ただ、そこで物語が終わってしまうことに葛藤が残るのも確かです。


「守人を護る者として再起したアルシュベルドを観たい」「ナタがハンターになる決意をしたその後を観たい」と思ったのと、たまたま見つけたファイブスター物語のMAD動画を見て、居ても立っても居られず書き出した次第です。


 この作品は、モンスターハンターワイルズのメインストーリーからインスパイアされた二次創作作品であり、カプコン社から一切の許諾を得ず掲載しています。

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