お腹がすいた。
好きな食べ物は、といわれると、ハンバーガー、スパゲティ(パスタ)、ハンバーグ、お寿司、と出てくる。
はい、そうです、子供みたいですね。自分でも、お子様ランチかよっ!って突っ込みたくなります。でも好きなんだもの。大人っぽい好きなものは、せいぜいカキフライかな。ガキの味覚なんです。
お腹がすいた。料理は、不得意ではないと思う。作ろうと思えば一通りは何でも作れる。
でも、なんにも作らない。作ろうとしない。面倒なのである。
料理のコツなんかも、知っているほうだと思う。魚は沸騰しているところに入れて、肉は水から煮るだとか、貝の砂出しについてだとか、だしの取り方、白みそと赤みその使い分け、などなど。
しかしそれらが知識として蓄積されていて、実用のものに結び付きにくい。頭が固いのか。年をとってしまったのか。最近やけに応用力がしぼんできた気がする。
年をとったと言えば、食欲も最近イマイチである。お腹がすいた、といって、いざ食べ始めればそこそこでお腹いっぱいになってしまう。そして、その割に太る。
ところで話は戻るが、その人の味覚が子供か大人か見分けたければ、好きな肉料理を聞くといいという。
『ステーキ』や『焼肉』と答える人は子供。大人は『スキ焼き』や『しゃぶしゃぶ』と答えるという。試してみるといい。
確かにしゃぶしゃぶが好物だという幼稚園児はないだろう。でも、ステーキや焼き肉が好きな大人はいるかもしれない。難しいあたりだ。
最近太りやすいのは、もう基礎代謝が下がる年齢だからだろう。友人みんな下っ腹から怪しくなっている。
あーあ、年をとるのは嫌だなあ。いつまでもお子様ランチを食べていられたらいいのに。