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5話 四條家の再興

 四條兼隆は、九条正親からの資金援助もあり、手早く四條家をまとめ上げる。

 しかし、道隆の子、四條長良は、兼隆に応じず、屋敷に引きこもっている。

 正親は、兼隆の手回しの良さに驚く。

 兼隆は、正親の屋敷を訪れる。

 兼隆は正親に礼を言う

 「九条様のおかげで、四條家をまとめることが出来ました。」

 「いいえ、貴殿の手腕に驚いているところです。」

 「ありがとうございます。」

 「今日は礼を言いに来ただけではないのでしょう。」

 「はい、(うたげ)を催そうを考えています。」

 「宴ですか。」

 「はい、九条様と仲の良い方々をご紹介していただきたく思います。」

 「分かりました。手配しましょう。」

正親は、四條家が貴族たちに菊姫を推すことにしたと知らしめることが出来ると考える。

 兼隆は、宴で四條家がまだ終わっていないことを貴族たちに示すつもりである。

 宴は兼隆の屋敷で行われ、菊姫を推す貴族や九条家に親しい貴族たちであふれる。

 兼隆は、正親と仲の良いことをアピールする。

 こうして、兼隆は正親たちの仲間になる。

 また、兼隆の娘、日奈が俺の所に嫁いだことが貴族たちに知れ渡る。


 日野信当たちは、四條家のことで話し合う

 「四條兼隆が菊姫の側についてしまいましたぞ。」

 「今の四條家は兼隆がまとめ上げている。」

 「我らが手を差し伸べるべきだったのではありませんか。」

 「しかし、四條家は終わっていたはず。」

 「きっかけは、つなが兼隆の娘をもらったためですぞ。」

 「また、つなか、目障りですな。」

 「今更、取り返しは付きません。これからどうすべきか。」

 「やはり、暗殺がよいかと思います。」

 「つなは、天下無双のつわものですぞ。」

 「所詮は人です。隙を突けばよい。」

 「密偵を送り込みましょう。」

 「帝の居城ですぞ。」

 「狙うのは、つなだけです。四宮に戻られてからでは厄介です。」

 「そうですな。」

 「我々の持ち駒の中から腕の良いものを5人送りましょう。」

 「それだけいれば何とかなるでしょう。」

信当たちは、俺を暗殺することに決める。


 1人目の密偵は屋敷に忍び込み、廊下を音もなく気配を消して歩く。

 密偵は、突然、当て身をくらい気絶する。

 彼の後ろには、弥次郎が立っている。

 2人目の密偵は屋根裏に忍び込み、俺たちの部屋の天井裏にいる。

 部屋には、俺と清音、日奈が寝ている。

 俺と清音の手には刀が握られている。

 清音が音もなく起き上がると飛び上がり、天井を切る。

 すると密偵が落ちてくる。

 俺は密偵に当て身を打ち込み、気絶させる。

 日奈は驚き固まっている。

 俺と清音、弥次郎、千代音は、2人の密偵を城の護衛に引き渡す。

 翌朝、菊が俺たち4人を部屋に呼ぶ

 「昨夜はご苦労でした。」

 「あなたたちが捕まえた2人のほかに3人が城の御庭番に捕まっています。」

 「目的は何でしょう。」

 「分かりません。」

5人の密偵は何もしゃべらないそうだ。

 俺たちは褒美に金貨10枚づつをもらう。


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