7話 千代、押しかける
九条正親の娘、千代が訪れる。
菊の部屋に俺と清音も呼ばれる。
千代は彼と清音に話しかける
「この前は危ない所を助けていただきありがとうございます。」
「いえ、偶然ですから。」
「これも何かの縁ですわ。」
「そうですね。」
「私はこの縁を大事にしようと思います。」
「これからもよろしくお願いします。」
「はい。3人は一緒に風呂に入っているそうですね。」
「それはその・・・」
俺が言いよどむと菊が言う
「その通りだぞ。」
「姫様。」
俺は風呂の噂が広がるのを防ぎたいのだ。
「私も仲間に加えてください。」
「そなたは我らと一緒に住むつもりか。」
「そうです。」
「意味は分かっておるのだろうな。」
「つな様と関係を深めて側室になるつもりです。」
「俺は清音が好きなんですよ。」
「分かっています。父が菊姫に協力する担保と思ってください。」
「分かった。部屋を用意しよう。」
突然、千代が一緒に住むことになってしまった。
清音は黙っているがどう思っているのだろうか。
俺と清音は部屋に戻ると清音に聞く
「千代のこと嫌じゃない。」
「どうして、にぎやかでいいわ。」
「でも、側室が増えるんだよ。」
「これからはもっと増えるわ。」
「俺は清音がいればいいんだ。」
「うれしいけど、菊姫や千代様を泣かしてはダメよ。」
「分かったよ。」
清音はこうなることを受け入れているようである。
その日から4人で風呂に入ることになる。
美少女3人との風呂はご褒美だが噂が広がれば帝が怒りそうで怖い。
夜、俺と清音はキスをして同じ布団に入る。
その時、千代が部屋に入って来る。
「どうしたの千代様。」
「つな様のお情けをいただきとうございます。」
それってそういうことだよな。
俺は清音の前で千代を抱かなくてはいけないのか
「千代様、俺たちはであったばかりですよ。」
「構いません。清音様の後でお願いします。」
「清音、いいの。」
「私は構わないわ。」
清音の心が広すぎる。
少しは嫌がって欲しい。
俺は清音を抱いた後、千代を抱くことになる。
これは、隣の部屋の菊に筒抜けだろう。




