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祓い屋の俺は異世界で魔法剣士となって金髪碧眼美少女と旅をしながら無双する  作者: ぽとりひょん
4章 弥次郎と千代音、仲間になる
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3話 青鬼退治

 深夜になると、地響きがかすかにする。

 気配を察知したのか家畜が騒ぎ出す。

 村に外側には、弥次郎と千代音が陣取っている。

 千代音は青鬼が村に向かってくるのを確認すると建物の影に隠れる。

 青鬼が村に入って来る。

 青鬼は8匹いる。

 千代音は最後尾の青鬼の足を切り落とす。

 足を切られた青鬼は倒れる。

 前にいた青鬼が気づいて振り返る。

 すると青鬼の目の前に千代音がいる。

 千代音は青鬼の首をはねる。

 彼女は倒れた青鬼の首もはねる。

 青鬼は俺のいるところへ向けてくる。

 俺は刀に力を乗せ刀身を伸ばし屋根の上から先頭の青鬼を上段から真っ二つに切る。

 2匹目を半分腰をひねり下から切り上げ腰から肩にかけ深く切る。

 そこに弥次郎と清音が飛び込み1匹づつ首をはねる。

 残る青鬼は2匹である。

 これは追いかけてきた千代音が横一閃して2匹とも狩る。

 弥次郎が千代音に文句を言う

 「人の獲物をとるな。」

 「遅いのがいけないのよ。早い者勝ちでしょ。」

弥次郎は言い返せない。

 戦いが済んだのが分かったのか、村人が出てくる。

 「青鬼はどうなりましたか。」

 「8匹来たけど全部退治したわ。」

村人に安堵の声が広がる

 俺たちは村長の家に戻る。

 村長が迎えに出てくる

 「どうでしたか。」

 「村に来た青鬼8匹を退治しました。」

 「ありがとうございます。」

 「明日は山を見に行きます。」

 「山ですか。」

 「残りがいないか調べます。」

 「お願いします。」

村長は頭を下げる。

 青鬼は村の南にある山から村に来ているらしい。

 翌朝、俺たちは朝食をとると山へ出かける。

 村から山に入る道はない。

 俺たちは、けもの道を通って南の山に入る。

 山に入るとすぐに一つ目の群れに出会う。

 一つ目は30匹くらいいる。

 俺が刀に力を乗せ、力を刃の形にして刀を振り飛ばす。

 力の刃は群れの中央を通り過ぎ10匹の一つ目が血しぶきを上げる。

 弥次郎と千代音、清音が群れに突っ込む。

 3人は剣の腕は俺の知る限り最強である。

 一つ目の群れに対して3人は一方的に切り倒していく。

 弥次郎が8匹、千代音が7匹、清音が7匹一つ目を切り倒す。

 俺たちは32匹の一つ目を倒す。

 弥次郎が俺に言う

 「つなさんの魔力はすごいな、さすがは上級だな。」

 「いえ、弥次郎さんたちの剣技はすごいですよ。」

俺は本心から言う。

 弥次郎が俺に続けて

 「その力で清音を守ってやってくれ。」

 「はい、守ります。」

俺は弥次郎に認められたような気がした。

 一つ目の群れが山のふもとにいるということは青鬼などに追い立てられてきていることになる。

 俺たちは山の奥に踏み込む。

 すると動物の骨が落ちている。

 青鬼の縄張りに入ってきたのである。

 弥次郎と千代音の足音が消える。

 俺にはそんな真似はできない。

 清音もできないようだ。

 弥次郎は俺と清音にここで待っているように言う。

 よく見ると青鬼が木にもたれかかって寝ている。

 弥次郎たちは音もなく忍び寄り、青鬼の首をはねる。

 俺たちにはできない手際である。

 さらに奥に進むと青鬼が5匹いる。

 青鬼は俺たちに気づき向かってくる。

 弥次郎は青鬼のこぶしをかわしながら胴を一閃する。

 さらに2匹目を後ろに回り込み足を切り、倒れてきたところを首をはねる。

 俺は刀に力を乗せ、刀身を伸ばし上段から青鬼を真っ二つにする。

 清音は青鬼の攻撃を避け、後ろに回り込むと足を切り、青鬼がうつぶせに倒れたところを背中から心臓を刀で刺す。

 千代音は青鬼の攻撃を避けながら、木を足場に飛び上がり青鬼の首をはねる。

 俺たちは青鬼を6匹狩ったところで昼食にする。

 村長が用意してくれた弁当を食べる。

 千代音が俺に聞く

 「つなさんは清音と所帯を持つつもりなの。」

 「そう考えています。」

 「菊姫様の命で動いているのよね。」

 「はい、今は菊姫様の所にいます。」

 「・・・・」

千代音が黙り込む。

 清音が後を続ける

 「菊姫様はつなと結婚する気でいるわ。」

 「清音はどうなるの。」

 「私もつなのお嫁さんになるの。」

 「つなさん、清音を側室にするつもりですか。」

 「菊姫には逆らえません。」

 「答えになっていませんよ。」

 「俺は清音を一番に思っています。」

 「分かりました。清音を泣かしたら私がつなさんを切ります。」

 「構いませんよ。」

千代音は清音のことを心配しているのだ。

 午後、俺たちは夕方まで山の中を探すが化け物は出てこない。

 俺たちは村長の家に戻る。

 村長は俺たちをを出迎える

 「遅いので心配しました。」

俺が代表になり説明する

 「もう山には化け物は残っていませんよ。」

 「本当ですか。化け物はいたのですが。」

 「青鬼6匹に一つ目32匹狩りました。」

 「そうですかありがとうございます。」

村長は感謝する。

 夕食を食べると風呂に入る。

 今夜も清音と一緒である。

 清音は俺に言う

 「つな、ごめんね。」

 「何かあった。」

 「千代音のことよ。」

 「気にしていないよ。」

俺はかなり気にしていたがうそをつく。

 このままいけば、清音は側室になってしまうのだ。

 しかし、菊は俺たちのことを手放さないだろう。

 弥次郎と千代音は別々に風呂に入る

 弥次郎は相変わらず美男子である。

 千代音は相変わらす惚れそうな美女であるが、俺を見る目は冷たい。

 やはり清音のことで気分を害しているのだろう。


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