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3話 能鬼師を倒す

 翌朝、俺たちは出発する、清音は菊と牛車に乗っている。

 俺は護衛たちと歩いているが、昨日のように睨まれていない。

 護衛の1人が俺な話しかけてくる

 「つな殿は魔法剣士なのか。」

 「はい。」

魔法剣士の証の木札を見せる

 「上級の魔法剣士なのですか。」

 「はい。」

 「だから強いのですね。」

 「清音に鍛えてもらっていますから。」

 「確かに清音殿も強いですね。」

護衛は納得したようである。

 昨日の赤鬼退治で俺たちの腕を知ったのだろうか。

 牛車の中では、菊が仮面を取った清音に尋ねている

 「つなとはどんな関係なのだ。」

 「一緒に旅をしています。」

 「それだけか。」

 「一緒に風呂に入ります。」

 「それは将来を誓いあっているのか。」

 「いいえ、違います。」

 「そうか、そうか。」

菊は笑う。

 途中、川に出る、清音は水浴びをしたいと言い出す。

 彼女は水浴びを外せないのだ

 菊も水浴びをしたいと言い出す。

 2人は上流に向かって歩き出す。

 俺は護衛と共に唖然としていると

 「つな、そちも来い。」

 「菊姫、川の水は冷たいです。」

俺は菊を止めようとする。

 しかし、2人は行ってしまうので、付いていく。

 清音は仮面を取り、着物を脱ぎ、菊も後に続く。

 俺はあわてて焚火の用意をして、火をおこす。

 菊が俺に言う。

 「つなも早く来い。」

俺は仕方なく水浴びをする。

 仕方なくだ、美少女2人の全裸を拝めて天国であってもだ。

 護衛は川岸で牛車の番をしている。

 すると赤鬼が2匹対岸に現れる。

 赤鬼は川を渡ってくることなく茫然(ぼうぜん)と川岸に立っている。

 赤鬼は川を渡ってくる牛車を襲おうとしているようだが、来ないため何をしたらいいのかわからないようである。

 その頃、俺と清音と菊は焚火に当たっている。

 姫様は人に肌をさらしてよいのだろうか。

 俺はなんだか怖いので聞かないことにした。

 牛車に戻ると護衛と赤鬼が川を挟んで見合っている。

 俺と清音は川を渡って2匹の赤鬼を狩る。

 夕方になり、寝るところを決め、陣を張る。

 深夜になると地響きが聞こえてくる。

 10匹の赤鬼が現れ、陣の周りを嗅ぎまわる。

 俺は刀に力を乗せて、刀を振り力を飛ばす、飛ばした力は赤鬼だけでなく周りの木も倒す。

 清音は何かに気づいた様子で

 「つな、後お願い。」

と陣から出ていく。

 俺は力を飛ばして5匹の赤鬼を倒している。

 残りの赤鬼は陣を出た清音に気を取られる。

 俺はもう一度、力を飛ばして3匹を倒す。

 俺も陣を出て、赤鬼の足を切り、倒れてきたところを首をはねる。

 残る1匹が腕を振り回す、俺は危うく巻き込まれそうになる。

 赤鬼が俺を捕まえようとする。

 俺はその腕を切り間合いに入ると胴を切る。

 赤鬼は出血がひどく膝まづく。

 俺は赤鬼の首を切る。

 清音は林の中に人影を見つける。

 人影は逃げるが清音の方が早い。

 清音は足の腱を切る。

 影は倒れる。

 清音が捕まえると影は血を吐く。

 自害したのだ。

 影は黒装束で顔に墨で模様を描ている。

 清音は黒装束を引きずって戻る。

 護衛は黒装束を見ると

 「これは能鬼師(のうきし)です。」

 「何ですかそれは。」

俺が聞く

 「鬼を操ることが出来ると言われています、詳しくは知りません。」

護衛は答える

 菊は命を狙われていることになる。

 俺は地位がある人は大変だと思う。

 翌朝、出発して昼過ぎ、扶桑に着く。

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