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27話 青鬼の夜襲

 夜中になるころ大きな影が群れの中へ入ってくる。

 数は7匹である。

 俺と清音は後ろを歩く青鬼2匹を奇襲して首をはねる。

 俺は3匹目の足の腱を切り倒れたところを首をはねる。

 清音は4匹目の右足を切り倒れたところを切ろうとするが、残りの鬼が気づく。

 俺と清音は分かれて逃げる。

 俺には2匹、清音には1匹追いかけてくる。

 俺は刀に乗せた力で刀身を伸ばし、青鬼を1匹横一閃にする。

 もう1匹の青鬼がこぶしを振り上げ俺をつぶそうとするが、つぶれた家の中に逃げ込む。

 青鬼は俺を捕まえようとがれきに腕を突っ込む。

 俺は茅葺屋根(かやぶきやね)に上がり、青鬼の背中に飛び降りる、もちろん刀は心臓を貫いている。

 清音もつぶれた家の影に飛び込み、追ってきた青鬼から隠れる。

 青鬼は彼女を探し回る。

 清音は青鬼の後ろを取ると足の腱を切りつける。

 青鬼は倒れ、清音は首をはねる。

 そして彼女は右足を切って動けなくなった青鬼の首をはねに行く。

 俺たちは7匹の青鬼を狩り、村長の家へ戻る。

 村長が迎えに出てきて俺たちに聞く

 「どうでしたか。」

 「青鬼が7匹来ましたが、7匹とも狩りました。」

 「2人で7匹の青鬼をたおしたのですか。」

 「そうです。」

 「もしかして、つな様と清音様ですか。」

 「俺はつなで、こちらは清音ですが。」

 「角倉の守り人が来てくれたのですね。」

どうも扶桑の近隣の村まで噂が広がっているようだ。

 夜遅いので村長とは明日話すことにして、寝ることにする。

 村長の家には村人全員がいるので大部屋にざこねする。

 みんな、清音が一緒に寝ることに文句を言う者はいなかった。

 朝になり、俺たちは村長に話を聞く

 「依頼には、青鬼が3匹村を荒らすとあったが状況が違うな。」

 「それは、依頼を出した時には、まだ冬だったんです。」

 「状況が変わったのか。」

 「はい、春になると青鬼の数が増え、たちまち家畜がいなくなりました。」

 「それで人を襲ったのか。」

 「そうです。」

清音が聞く

 「青鬼はどこからきているの。」

 「北の台地から来ます。」

 「分かりました、今から行ってきます。」

 「待ってください、あそこは入ったら出てこられないところです。」

 「どうしてですか。」

 「化け物に襲われるからです。」

 「私たちはその化け物を狩りに行くのです。」

俺たちは、北の台地へ向かう。


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