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9話 四宮の勝利

 弥次郎と千代音が鬼柳に迫る。鬼柳は、千代音の剣を避けるが弥次郎に左腕を切り落とされる。

 俺は落ちた左腕に札を貼り付ける。札は燃え上がり、腕を燃やしつくす。

 「つなー--!」

鬼柳は怒りの声を上げる。突然、鬼柳はバランスを崩す。美代の力の刃が鬼柳の右足を切り落としたのだ。

 それでも片足で鬼柳は立っている。俺は切り落とされた右足にも札を貼り燃やしつくす。

 清音が切りつけると鬼柳は刀で受ける。そこへ達郎が背中を切る。鬼柳の力が弱まり清音は刀をはじくと鬼柳の首をはねる。

 俺は鬼柳の体を札を使って燃やし尽くす。首だけになった鬼柳は言う。

 「つな、許さんぞ。」

 「首だけになって何を言う。」

俺は頭に刀を刺す。すると鬼柳は静かになる。

 俺たちはやっと鬼柳を倒したのである。

 館に伝令が来る。四宮が佐山を打ち破った報告である。

 四宮の防衛戦は、四宮の完全勝利で終わる。

 軍師の宗七が菊の所に報告に来る

 「四宮の圧勝にございます。」

 「ご苦労様です。鬼柳も倒すことが出来ましたよ。」

 「鬼柳をですか。おめでとうございます。」

翔馬の援軍が到着するが戦は終わった後である。

 四宮では戦勝の宴が開かれる。町の人々もお祝い気分になる。

 菊は戦勝と鬼柳を討ち取ったことの書簡を帝と、植松良房に送る。

 頼之の軍は四宮の軍が勝利したことを聞き国府へ引き返す。

 翔馬の軍も翌日には国府に向けて引き返す。

 俺たちは勝利の結果を帝に報告するために国府に行くことになる。

 今回は馬車を使って国府へ向かう、先頭の馬車には付き人が乗り、次の馬車には千代が乗り、3両目の馬車には俺と菊が乗り、4両目には清音と日奈、5両目には宗七、6両目には弥次郎と千代音、最後の馬車には付き人が乗る。

 護衛には騎馬の兵が20人つくが達郎と美代は護衛に入っている。

 行列は館から打ち門を通って外門を抜けるが、町の人々の注目を浴びる。行列の長さは元より、馬車を初めてみるのだ。

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