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3話 扶桑の夜

 俺は扶桑の門に着くと門番に言う

 「菊姫である。領主の植松殿にお目通り願う。」

門番の1人が領主の館に走って行く。

 俺たちは、町の中を馬で歩いていく。

 町の人が声をかける

 「つな様、清音様お帰り。」

 「つな様もてるねー」

町の人は菊の顔を知らない。

 俺が新しい女を乗せていると思っているのだろう。

 菊が俺に言う

 「つなと清音はこの町では人気ね。」

 「まあ、いろいろありましたから。」

俺たちは館に着くと馬から降りる。

 植松良房が菊に言う

 「馬に乗って来られたのですか。」

 「意外と快適ですよ。」

 「中へどうぞ。」

良房は、俺たちを広間に案内する。

 良房は俺たちに話し始める

 「菊姫様、ご無事で何よりです。」

 「心配をかけました。」

 「つな殿、清音殿、菊姫様救出成功おめでとうございます。」

 「ありがとうございます。」

 「鬼柳は討てなかったそうですね。」

 「はい、鬼柳はいませんでした。」

 「代わりに残鬼という者を討ったそうですね。」

 「苦戦しました。」

 「鬼人相手によく勝てたと思います。」

 「鬼人のことを調べているのですか。」

 「いえ、奴国では鬼柳は鬼人で配下に鬼人がいるとと言う噂です。」

 「奴国を調べているのですか。」

 「はい、佐山は入れませんが、ほかの町で情報を集めています。」

 「鬼柳は何をしたいのでしょう。」

 「分かりませんが、つな殿、あなたが邪魔なのでしょう。」

 「また、襲われる可能性がありますね。」

 「十分気を付けてください。」

情報通の良房にも鬼柳のことはつかめていないようだ。

 俺たちは領主の館を出ると角倉へ行く。

 菊が番頭に言う

 「一晩世話になります。」

 「はい、仰せのままに。」

番頭は頭を下げる。

 彼は俺に聞く

 「今晩は、化け物が襲って来るのでしょうか。」

番頭は前回、黒鬼が襲ってきたことを言っているのだ。

 俺は番頭に言う

 「大丈夫です。」

番頭はホッとするが、保証はできない。

 俺たち3人は、離れに泊まる。

 部屋は菊の申し出で3人とも同じ部屋である。

 夜になり寝ると気は俺の布団に入って来る

 「菊、今夜は寝ないと明日つらいよ。」

 「つな、助けてくれてから一度も私を抱いてないわ。」

 「清音ともしていないよ。」

俺が言うと清音が布団に入って来る

 「つな、今夜は3人でする。」

 「四宮に着くまで待って。」

俺は2人に頼むが清音が

 「もうまてないわ。」

と抱き着く。

 菊も抱き着いて胸を押し当ててくる。

 この後、俺は大幅に睡眠時間を削られる。


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