カトルとゼクト
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赤髪が私の部屋に招いたのは紺色髪に灰色のめをもつ背の高い男だった。
まず思ったのは、人の家に勝手に人を招くなということと、このひと呼ばれるまで部屋の外で待機していたのかということ。
「コイツはゼクト、俺の幼馴染みで衛兵をやってる。」
騎士って平民もいるけど貴族が多いんじゃなかったっけ、何でそんなんが幼馴染みに居るん?というか色々調べてるみたいだけど、今更ながらお前何者だよ!
「なぁ赤髪、アンタなにもんだ?」
おっと、思わず訊いてしまった。
「あぁ、そう言えば自己紹介して無かったね、俺はカトルっていうんだそれなりの商人トコのの息子さ。君は確かランだったね?」
何で私の名前を知ってんだ?私は言ってねぇし、ばっちゃんももコイツと話して無かったし私を呼んだりして無かったぞ?
「ふふっどうして名前を知ってんだって顔してるよ、因みに俺とランは同い年だよ。」
歳まで知ってんのか!てかいきなり名前で呼ぶな!二重に気持ち悪い。
「ハハッ睨むなって、美人にそんな顔をされると割と傷つく、それでランにお願いがあるんだけど〜ランのナイトホーク、アルブスだっけ?に力を貸して欲しいのと、あのシーフフォックスを貸して欲しい。」
「はぁ!シーフフォックスですって!まだ怪我は治って無いし目も覚めて無いのに連れ出すっていうのか!」
思わず怒鳴ってしまった。しかしコイツがなにがしたいのか判らない。
「大丈夫、アルブスにもシーフフォックスにも怪我を負わせる様な事はさせない」
カトルはヘラヘラしていたのが一変、真面目な表情で答えた。
私は窓の外を見ながらふぅとため息をつく、今部屋にアルブスは居らず、下の寝台にシーフフォックスも居ない、私の部屋ではゼクトが剣の手入れをしている、ゼクトはどうやら寡黙な性格の様で全く口を開かない、対してカトルはヘラヘラと私やゼクトに無駄な話をしてくる、ゼクトが無視しているので私も無視しているのだが無駄に強靭な精神を持っているのか諦めずに話しかけてくる。
そんなふうに過ごしていると甲高い鳴き声が聞こえ、森の上空でアルブスが旋回し始めた。私は口笛を吹きアルブスに指令をだす。指令どうりに動いてるか確認しつつ私達は東の森へと向かう。
外へ出るなりゼクトが物凄いスピードで駆け出していく、身体強化の魔法でも掛けているのだろうか、本当にもぉのスゴくはっやい、衛兵ってこんなにスペック高かったっけ?少なくとも私が知っている衛兵はあんな風に身体強化は使えんわ。と思いつつカトルと、ゼクトを追う。
「ゼクトの奴、飛ばしてんなぁまぁアイツはバトルジャンキーだからなーこのままじゃ置いてかれちまう、ちょっと来い」
そう言って手を出して来るので良く判らないまま手を取ろうとすると、カトルの手は私の手では無く腰に回りそのまま私を抱きかかえた。
「ハッ!ちょっなに?!」
「舌噛むぞ、喋んな。」
そういうとカトルも身体強化を使い走り出した。赤髪お前もか!ていうかお前、商人の息子じゃねーのか!
もうよく判らない。とりあえず赤髪君、顔近い、その君が発言のせいで無駄にしてそうな顔が近いよ。
ゼクトにすぐ追いつき並走している、もう君、騎士団に入れば?
カトル
男性 18歳 身長185センチ 赤髪に黄金の瞳を持つ美少年 商人の息子を語っている。ラン曰くそのヘラヘラした言葉使いで綺麗な顔を無駄にしている。
ゼクト
男性 19歳 身長198センチ 紺色の髪に灰色の目を持つカトルと居ると薄れるがこやつもなかなかのイケメン普段は真面目で寡黙だが実は戦闘狂。