読まなくても死なない解説集【3】
【ワタリ】
せかいを越えるひと、行為のこと。
【番兵(ばん-ぺい)】
せかいを監視するひと。
【三ノ章 静閑なる窮鼠】小説
法律でがんじがらめにされている町を舞台に、蜂起する物語。
町はところにより年中無休で雪が降る。
店先から窃盗したら、懲役刑。殺人は即懲役、場合により死刑。
融通が利かないので、情状酌量も正当防衛もない。
悪政の正体は、超高性能のコンピュータである。
コンピュータは町の気候もコントロールしていた。
・ワタリ『ミフネ(仮名)』
二十三歳、大学院生。専攻は歴史学。身長百七十五センチメートル。薄茶色の髪に青目、一応日本人。
一週間ほど行方をくらまして、旅をしている途中だった。
趣味は写真撮影。好きなものはローストビーフとなめこの味噌汁。自炊をしている。
・番兵『ハル』
身長百五十五センチメートル、女性。
長い銀髪をリボンで結っている。
得物はとくになし。番兵になる前は、機械人形の技師をしていた。兄がひとりいた。
好きなものはケーキ。嫌いなものは寒いところ。
・番兵『芥』
体長百九十センチメートル、黒髪短髪。両目は黒曜石の義眼。
千里眼と幻視、幻聴などの幻術を使える。
本名、年齢、出身、種族不明。実のところ、性別も不明である。
今回は部下が女性だったので男性にした。
ヘビースモーカー。
好きなものはネズミとカエル。別に煙草は好きじゃないらしい。
へびースモーカー ~>゜)~~~




