読まなくても大丈夫な解説集【1】
【ワタリ】
せかいを越えるひと、行為のこと。いわゆる、「異世界転移」。
俗称は「迷鳥(めい-ちょう)」。
通常はワタリをしても数分か数時間、長くとも数日で帰還できる。
ワタリは異なったせかいのひとや動物に認識されないが、異なったせかいのものを飲食したときは認識されるようになる。
【番兵(ばん-ぺい)】
せかいを監視するひとをさす。
ひとつのせかいに対し最低ひとり派遣されるが、せかいによってはふたりやさんにん、数十人の団体の場合もある。使命として監視しているせかいの存在と時代の流れをまもること、それを阻害するものの排除。
”兵”と付くように、戦闘力を備えている。番兵によって戦闘力は、バラバラである。
ラスボスより強く能力が設定されるわけではなく、ラスボスより元々強い番兵が派遣される。
【一ノ章 カドモスクエスト】ゲーム
勇者『ノラ』が魔王を倒すために旅に出る、オーソドックスな冒険活劇ゲーム。実は個人作成の、インディーズゲーム。隠し要素や推理要素もあって結構楽しめるが、あまり注目されなかった。
・ワタリ『いち子(仮名)』
西暦二千年代の日本に住む、女子高生。紺のセーラー服に茶系のミディアムボブヘアのお嬢さん。甘いものは好きだが、辛いものの方が実は好き。
・番兵『ネモ』
ネモは偽名で、本名はあさひという。元戦国大名の妻(正史ではなく、どこかのパラレルワールドの戦国時代)で、息子と娘がひとりずついた。得物は、夫の形見の模造刀。




