え、何?私、人の敵なの?まぁ、私は人の味方するけど!
「ふむ...」
エンネさんの家の貸してもらった部屋の中で、考え事をしている。
-()-
ガチャ...
「はい、そんなに綺麗じゃないけど入って。」
「おじゃまします...」
「ちょっと座ってて。お茶淹れてくるし。」
「はい」
私が2人がけの丸テーブルで待っていると、
「はい、どうぞ。伏煎茶しかなくて...」
「大丈夫です、ありがとうございます」
初めて聞いたお茶だったが、味は紅茶に似て美味しかった。
「で、親は?」
「いません」
「そう...なのね...」
「あ、あの!変な事ですが、この世界の事を教えて下さい!」
. . .
-()-
聞いた話、
この世界は人勢力と魔勢力の2勢力に分かれているらしい。
ステータス的には、私は魔勢力。
だが、"元人間"なので人勢力に加勢しようと思う。
しかし、人と魔物では魔力が桁違いだ。
しかも人の物理攻撃なんて余り効かない。
それでも"魔"は人を襲うから、闘う。
但し、ゲームの様にどちらかが凄く強い訳ではない。
戦略次第で勝てる訳だ。
...内心、ゲームの様に思っている。
でも、リセットなんて無いし、ニューゲームも無い。
死んだらそこで終わり。
「どうしたものかな...」
窓の外は仄に蒼い黒。
ベッドに寝転がり、目を閉じる。




