表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウィズウィル  作者: arellje.
3/5

いや、これ現実?

森なんて最後に来たの何時(いつ)だろう?

大学3回生?うーん就職してからは一度も行ってないし。

しかも、茂っている植物も見たこともない物だらk...いや、似ているだけで全部地球にはなかった。

初めて見る物には心は上がる。

木(?)の枝の間から見える青空に映って。

「本当に天気いいな...」

天気の良さと植物の生長の良さには驚いた。

「私の身長は142cmで、それが...1、2、3、4、5、6、7、8とちょっとで...12m!」

なんなのこの高さは...

「って、あら?」

森の終わりが見えてきた。


サー

丈の低い若竹色の草が風に吹かれ、音を()てる。

奥には見たことの無い高さの山々が。

「わぁー」

ってあれ?

...これは多分、心も若くなってると思う。

景色にときめく事なんて無かったもの。

「ん?遠くに見えるあれは...!?」

右斜め前に町が見える。

「っしゃ!人に会える!」

若いっていいな。全然疲れないし。


空はまだ青いが、この世界の"太陽"は正面の山に入ろうとしていた。


(しか)し草道を歩くのは足が痒くなる。

何処の物かは知らないが、格好はちゃんとしている。

でも、下はスカートだ。

膝下は出ているから、草が直接肌に触れて少し赤くなっていた。

天使/吸血鬼でも草に弱いとは...

「道!」

やっと道に出た。

草が無いだけの未舗装の土道だけど。

右は先刻(さっき)から見えている町。

左は見える限りには何も無い。

が、道は何処かと何処かを結ぶ物。

何かしらあるのは確実だ。

でも、今は町。

空も少し紅くなっている。

「野宿は嫌!」

ふかふかの布団で寝たい。

と言うより、こんな所で寝れるかっ。

疲れてはいないから、少しばかり歩みを速めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ