晴れて"こっち"に来たんだけど...
夜書きですので誤字や、可笑しな表現がある可能性があります。
「むにゃ...はっ!」
目を覚ますと、花の香りが最初に入ってきた。
次に、聞き慣れた小鳥の囀り。
「はえー」
見たことの無い植物の茂る森の中に私はいた。
無事にこちらに来れたらしい。でも...
「...ん?」
何をすればいいのだろう。目的が無い。
前の世界では、社会の"普通"に合わせて生きてきた。
だから進学して、就職し、働く。
そういう普通を目的に動いていた。
今はどうか?
この世界の普通とは?
「んーもう!自分の目的ぐらい自分で決めろっ」
この性格が前も行動を制限していた。
普通を目指さなくていい。
新しい自分を生きるんだ。
「私は、スティアナ・アルジェ...としておこう。」
取り敢えず、この世界を知ろう。
どんな文明があって、どんな文化があるか...
. . .
それにしても...
私、小さすぎない?
いや、周りの植物が大きいだけ。そう...信じたい。
えーっと、この世界では自分の情報が分かるらしい
スティアナ・アルジェ 9♀
身長 142cm 体重 29kg
「え?」
種族 天使/吸血鬼
「...人外なんて聞いてなーい!!」
『人間なんて言ってない。』by"私"
「え、何?人間卒業?」
属性 聖/闇
「ゲームじゃん...いや、異世界ってそういうものなのか?」
もしや...全部が夢?
「いてててててて」
うむ、頬を犠牲に夢じゃないと分かった。
[スティアナ・アルジェ 9♀ 身長 142cm 体重 29kg] か...
ん?でも、9つで142cmって高い方では...?
「万歳!」
ここで一つ、元々の身長は160.2cm。
一応、160cm台だったんだからね!...ギリギリやけど。
「はっ!身長に浮かれてる場合じゃない!」
こっちは...スキル?
見といた方がいいとは思う。
でも、この文章量は読みたくならない。
見た感じ、大体綺麗に10levになってる。
凄いのか知らな...!?
「魔法!?使えるの?」
あの妄想ものが私にも使えるのか!
...まぁこれぐらいか。
少しこの森は嫌な感じがするから、そろそろ出たいし。
「人を探そう!」
と、太陽を追う形で歩き始めた。魔法の期待をしながら。




