二人の教師?
あたしは久しぶりにご主人様のポケットの中で 眠っていた、やっぱり大好きなご主人様のポケットの中は良く眠れる、 しばらくして 辺りがざわめき出して目が覚めてしまう、
なんだい?うるさくて寝られないよ、
ポケットから顔だけ出して外を見回すと 見知らぬ人が二人いる?
誰だろうね、一人は杖をもう一人はでっかい本を持ってる、
「あっ、お姉ちゃん起きた? あのねあの人 魔法を教えてくれるんだって!」
見上げると ご主人様の肩の上に乗っている末弟が説明した、後此処はどこだい?
やたらと広い部屋だねぇ、
見回してると 前に立っている二人がご主人様のところへやってきた、
なつみ「はじめまして私は布橋 なつみ、と申します、よろしくお願いします、」
「私は教会から派遣された神官で サティナと申します、」
「あたしは 魔法全般を教える イリナだ、」
二人共ご主人様よりも10歳程歳上で かなり美人の分類に入るようだね、まぁご私の主人様には勝てないけどね、フフフ、
次男「あー 姉貴、俺はこういったものに興味が無いから そこら辺で 寝てるよ、」
ご主人様の手の中に居た次男が転移して消えた、
!! それを見た二人がかなり驚いている、どうやら次男の転移のスキルはかなり珍しいみたいだね、
なつみ「この子達は私の大切な友達なんです、」
イリナ「あー? ああ、君の友達は特殊なスキルを持っているようだね、」
サティナ「聞いた話では後二匹いるようですが?」
なつみ「二匹じゃぁありません、2人です!!」
イリナ「ああ 済まない、他の二人はどんなスキルを持っているのかな?」
なつみ「確か肩の上にいる この子は色んな物を溜め込むことが出来るようですね、もう一人のこのポケットの中に入っている子は確か人形使いって言うスキルを持っているようですね、」
イリナ「二人共貴重なスキルを持っているのだな!」
サティナ「・・・か、か、かわいい! ちっちゃくてモフモフ、 ネズミって聞いてたので てっきり
ドブネズミみたいなちょっと薄汚れたのを想像していたんですけど、この子達ステキ!」
なつみ「そうですよねー この子達を見ているだけで幸せになれるんです、」
サティナ「あのー 少しだけで良いですから 触らせて貰っても?」
なつみ「うーん この子なら大丈夫だと思いますが」
(えー、僕なの?)
なつみ「手の上に乗せますので、(優しくしてね?)」
サティナ「ハフ〜〜 小さ〜い 軽い? かっわいい!」
なつみ「ですよねー 慣れてくれるとモフモフさせてくれるんですよ、」
サティナ「良いな〜〜 こんな子なら 欲しい!!」
なつみ「あげませんよ!大事な友達ですからね!」
二人で暫くモフっていると もう一人の相手が話しかけてきた、
イリナ「もうそろそろ講義のほうをしたいのだが よろしいかね?」
弟はやっと開放されたようだね、
サティナ「では私から始めますね、」
杖を持った人が何かを唱えている、と杖が光り出しそのまま光の輪になってゆく、
光の輪は何かの文字の輪となり術が完成したようだ、
サティナ「これが神聖魔法の結界です、この中では魔の者や悪霊などを阻害する効果があります、」
イリナ「それでは、私もご覧にいれよう、」
分厚い本に手を置いて何か呟いている、本が光り出したと思ったら 彼女の周りに複数の火の玉が出て頭の上で回り出した、
イリナ「この魔法は初期の魔法でフアィアボウルなどと呼ばれている、」
あたしも自分で出したけどそんな名前だったのかね?
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