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知りたかったこと、知りたくなかったこと!

あたし達はご主人様と一緒に 会議室みたいな所に居る、

回りの壁沿いには大勢の人が立ち、 でっかい机には高そうな服を着た人が何人もいる、

その机の一番奥に国王と隣にはさっきの婆さん、

その向かいにご主人様と私達がいる、


国王「今まで 双方の認識の違いから なつみ殿達には大変失礼な事をしてしまった、この場で謝罪をさせてもらう、」


なつみ「いえ この子達も勘違いしてた為に色々迷惑をかけてしまったと 謝っています、」


老婆「すまないねぇ、じゃぁこれを返しとくよ、」


土塊のネズミをテーブルの上に置いた、


「あの子お姉ちゃんに似ているね!」


「まぁあたしの分身を土塊で動かしていたからね、」


「姉貴 動かせるのか?」


あたしはスキルで分身を動かした、自分でも出来ない 前転や後転なんかして 驚かせる、

みんな揃って目を見張り ザワザワし出した、

うん? なんだろう?


老婆「なつみ殿 その子に何故魔石がなくとも動かすことができるのか聞いておくれ?」


(あたしも なんで自在に動くのか自分でも 良くわかって無いんだよ)


なつみ「だ そうです・・」


老婆「もしかして、ゴーレムじゃ無くて人形使い(マリオネット)なのかね〜?」


なつみ「なんですか その人形使いって?」


老婆「ああ、ゴーレムってのは内部に魔石を内蔵していてね その魔石に命令を出すんだけど複雑な命令が出来ないんだよ、それに対して人形使いってのは 自分の意思を魔力でそのまま伝えて動かすんだ、たとえ自分でも出来ない動きだって出来る、ただ欠点も有る つねに見える範囲でしか操れないんだよ」


へー それであれほどの動きが出来たんだね、でも目に見えなきゃ駄目ってのはねぇ

壁に隠れながら操る事は 出来ないのか・・・・ 残念!


老婆「まぁ、悪い事じゃないさ、魔力が尽きない限り操れるんだ しかも一体じゃあ無くレベルが上がれば複数の人形を操れる、凄いことさ。」


なつみ「後 私も聞きたいことが有るのですが?」


国王「何かね? 有る程度の事は答えよう、」


なつみ「私達はこうやって普通にお話出来ているんですが、どうやって?」


老婆「ああ それは、なつみ殿とその子達と腕輪で話が出来るじゃろう、それを応用した魔道具がこの城の色んな所に配置されておるんじゃ、それで異世界の国の言葉でもわかる、というわけじゃ あと城に出た時なんじゃがその腕輪でも簡易的な会話が出来るはずじゃ。」


なつみ「わかりました 後一つ知りたいのですが 元の世界には帰れると、仰いましたね、本当に私達帰れるんですか?」


国王「もちろんだ、私の名に誓って保証しよう、ただ・・・今すぐ帰りたい、と言うのは今の所無理だ!」


なっ、なんだって? 帰れないのかね? あたし達は顔を見せ合って驚いた!


国王「いやな! なつみ殿を召喚した魔方陣は 莫大な魔力が要るのだ、大体魔導師一万人程の魔力だ、我が国にはそれ程の魔導師達がおらんのでな、その代りに魔石に魔力を貯めて使う、今、魔力はなつみ殿を召喚した為に全くといって良いほど無いのだ、その魔力を貯め元の世界に戻るには・・・、残念ながら最低でも五年は掛かる すまないがその間待ってほしい、」


老婆「ホッホッホ まぁ焦らなくとも良い あながち五年も掛からぬはずじゃ、こちらの願いは魔王を倒す事、そなたらが魔王やその部下などを倒すじゃろう、倒せば魔石が手に入る、そうすれば案外すぐに元の世界に帰れよう、」


なんだかんだ言ってるけど、結局あたし達は魔王ってのを倒さないと帰ることが出来ないんじゃないのか・・・


なつみ「・・・早く元の世界に帰るためには がんばらないと駄目ってことですね、わかりました、」


国王「うむ、なつみ殿には後日教会から神官が来る予定だ、神官の元でがんばって修行して欲しい。」


あー あたし達も修行するのかね?









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