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いろいろと和解・・・かな?

私は泣いてる、床に座り込んで大声で泣いてる、寂しかった、悲しかった、

何も出来ない自分が悔しくて惨めだった、何よりあの子達と一緒じゃないのが一番嫌だった、


「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ あなたたちを守ってあげれなくて、」


自分でもよくわからない、色んな感情が湧いてきて 涙が止まらない、


「キュッ」「キュッ」 「キュッ」


あの子達の声・・・ 慰めてくれてるのかしら?

涙でにじんでちゃんと見えないけど、わたしの前に あの子達が固まって私を見上げている、


心が温かくなってきた「ありがとう、心配かけたかしら でも私は大丈夫だよ、」


両手でみんなを包み込むようにして 顔の側まで持ってくる やっぱり可愛いな!

一匹が私の手を慰めるように舐めてくれた、大丈夫?って

ああ 心の底からみんなにありがとうって言いたくなる、


「お姉ちゃん、ご主人様大丈夫なのかな?」


「あたし達に会えたから 嬉しくて泣いてるんだろうね、」


「ああ これからが大変さ!」




「どうやら無事に会えたようだね、」


声のする方を見ると あの老婆が立っていた、


「扉の鍵を掛けたままなのは 済まなかったよ、 あれはその子達がどうやってはいるのか 見たかったのさ  まさか壁に穴を開けて入ってくるとわね!驚きだよ!」


「まぁ 鍵を掛けて出さなかったお詫びと言っちゃあなんだが その箱の中に入ってる腕輪の使い方を教えてあげようかね、」


「箱の中に二つの腕輪が有るじゃろう、大きな方を なつみ殿がはめて、 小さな腕輪をその子達の一人に付けみなされ、 どちらも落ちない程度に輪が縮まる筈、」


「あの! 私は大丈夫なんですが この子が・・・」


「あー さすがにちっちゃな足じゃあ無理かね? どうしようかねぇ?」



「って あのおばあちゃん 言ってるね、」


あたしは 腕輪に触りながら 話しかけてみる、


(ご主人様!聞こえるかい?)


「あっ 聞こえた! 聞こえます!」


どうやら 触ってるだけでいいみたいだね、


「あんた この腕輪を必要な時に出しな、」


「僕の頬袋の中に入れておくの?」


「まぁ 身につけられないからね、あんたの頬袋ならいつでも出せるんだろ?」


末弟が腕輪を受け取り アイテムボックスに入れた、

知らない者が見たら 飲み込んだように見えるけどねぇ、


「だ、大丈夫なの?」


もう一度取り出させて 腕輪に触りながらご主人様に話しかける、


(大丈夫!末弟がスキルで取り込んだだけだからね、いつでも取り出す事が出来るよ、)


(うん 僕ね色んな物を溜め込んでるの!)


小さい体から 色々な物が出てくる、どうして私よりも大きいお酒の樽なんかが?


「そう・・大丈夫なの? でも見た目が・・・」


「あー、すまないが、 食料倉庫の食材を出来るなら

返して欲しいんだけどねぇ、なにせ100人分の量だ!」


「あんた達なら10人分もあれば充分だろ?」


末弟が渋々食材を取り出す、あっという間に 部屋の中が食材で身動きが 出来なくなった、


「あー、あんた達、ここじゃなくて食料倉庫の中で出しておくれ!」













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