反撃するよ!
従者「・・・何だ、これは? フクロウが持って来た物を見る、 土塊のネズミか? なんでこんなものを捕まえて来たんだ? 」
(ホー 俺の仕事場にネズミの侵入者が居るって聞いたんだ で捕まえてこいって言ったから、捕まえたはずなんだ?)
ふむ! よく見ると かなり精密な作りだな、 勇者の部屋でネズミを目撃した猫のあいつに 確認させて見るか‥‥ 何か手掛かりが得られるかも?
早速猫の居る寝ぐらに行って土塊のネズミを見せて見る、
(一瞬しか見てなかったけど あたいが見た姿にかなり似てるよ)
「そうか、 そう言えば あいつらの居場所が良くわかったな?」
(ああ それは偶然にゃ、食料倉庫の中に閉じ込めている ヤモリを思い出してにゃ、八つ当たりゲホガホ 嫌イジメに行こうと思って 倉庫に近づくと そこにあの三匹とヤモリを見つけたってわけにゃ!)
そうか・・・ すぐにフクロウが捕まえた場所に犬を向かわせるぞ! まだ近くに居るかも知れん、
あたしは 自分がびびっていた事に腹が立っていた!
そりゃあんな怖い事にあったのは 生まれて初めての経験だったけど・・・
それでも 私はこんなに怖がりだとは思っていなかったし そんな自分がなさけなかった、
「クソっ! こんなことで 負けてらんないよ!」自分を奮い立たせる、
「おーい お姉ちゃん〜 どこにいるの〜~」
「姉貴~ どこだ~」
弟達があたしを探している、
「ここだよ~!」 隠れていた場所から出て 弟達に手を振る、
フクロウ・・・・ アイツは このままじゃ済まさないからね!
「姉貴、大丈夫そうだな? てっきりとっ捕まったと思っていたが どうやって逃げれたんだ?」
「ああ スキルで分身を作って無けりゃ・・ 今頃 奴の腹の中さね、」
このまま泣き寝入りするもんか! 「あんた達 これから反撃するよ!」
「ふん! 威勢だけは良いなぁ!フクロウの野郎に びびっちまって
隅っこでガタガタ震えていると思ったぜ!」
声のする方を見ると 一匹のでかい犬がいる(見た目ドーベルマンかね)
あたし達はすぐに犬から見えないように茂みに隠れる、
「姉ちゃん でっかい犬だよ~ どうすんの?」
「俺が引き付けて奴の気を逸らすからその時に 逃げろ!」
「いや さっき倉庫で確か調味料の類も頬袋に取り込んだはずだね、出してみな」
「うん これと、これで・・・ふふふふふふ いっちょ 一泡ふかせるかね」
ふん・・茂みから誘うように一匹出てきやがったな、 まあいい、どうせ俺の鼻からは逃げられん!
「まずは 一匹目だ!!・・・??? グボォッッッッ なんじゃいこれは? しし舌が、、、、鼻が、、、」
あははははっ どうだい! マスタードと塩で作ったあたしの分身の味は? 効いただろう、
「ふふふ あの犬 泡吹いて ぴくぴくしてるよ~ お姉ちゃんすごいこと できるんだね!」
「まさか マスタードと塩でネズミを作って動かすとはな、」
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