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安全な場所? で一息!

・・・・まったく! あのくそ鼠どもめ!!


未だにお気に入りの尻尾が痛む、 上司の従者に連絡を入れた後あたいは寝床で傷をなめて治している、


しかし よく考えてみれば、、、

あいつらは外の人間に知られずに いきなりあたいのしっぽを噛みやがった、

どこから入ったんだろう? それにあの火の玉!! 

あんなのは普通のねずみが出せるわけが無いにゃ、


「ははは おまえ仕事中にマタタビでも嗅いでたのか??頭がちゃんと回っていなかったんだろ?」


同僚の犬が馬鹿にして 笑う、


「馬鹿にすんにゃ! あたいは仕事中は殆んどマタタビは嗅いでなんか いにゃいよ!!」


「ふん! まぁ良いにゃ あたいの仕事は(勇者ってらしい)娘の監視だけだからにゃ

逃げたネズミの追跡はあんたの仕事だにょ」


「けっ!! 俺におまえの仕事の失敗の尻拭いをさせんじゃねぇ!!」




あたし達は倉庫を抜け出し 広い庭の一角にあるガラス張りの部屋みたいなところに居る、


「ふー ここなら当分安心だね、」


辺り一面 綺麗な花が所狭しと咲き乱れている、

ここでさっき出会ったヤモリと別れる、


「バイバイ~~、またね~」


さてと、「あんたたち これからどうしようかね?」


「あー 俺は弟を連れて従者達や使役動物達の情報を集めてくる」


ああ、行ってきな (末弟は相手の考えを読めるんだっけ) それじゃぁ あたしはスキルでどんなことができるか調べてみようかね、





私は小さな三兄弟のみんなが一緒にこの異世界に来ていたのに少しホッとする、

さっきは私を心配して来てくれたのかな? フフフフ思わず笑顔が溢れる、あの子達のために私もかんばらなきゃ!


しばらく そんなことを考えていると 扉をノックする音が聞こえる、「ハイ? どなたですか?」


少しの間 扉が開き 若い男の人とちょと怖そうな年老いた女の人が入ってくる、


「夜分遅くにすみませんな、 先程 王から貴方様のスキルを調べるように言われましたので 参った次第です、」


若い人がベットの横に有るテーブルの上に 水晶のような透明な丸い玉を置く、


老婆「さてと 勇者殿 こちらに手を置いて貰えますかな? この水晶で貴方のスキルを鑑定させてもらいますのでな、」


私は水晶に手を置くと年老いた女の人がそれを見ている、少し経つと水晶が光り出した、


「さてと 貴方様のスキルは・・・ 」


国王「ほう! 光の聖女か、・・・まぁ高い攻撃力が無いとは言え 治癒効果や防御結界も強力だ!

良いではないか、 教会から神官を派遣してスキルを磨いてやれ」


従者「は! わかりました それと先ほどの侵入者の居場所が判明したとのことです、」


国王「そやつらは もしかしてあの娘の関係者ではないのか? できれば殺さずに捕まえよ」




あたしは スキルを使って 土で自分と同じ姿を作り出して それを動かしている、(ゴーレムだっけ?)

結構 動かせるね、 面白いじゃないか、右に左にとチョロチョロさせてみる、(うん、思っただけで自在に動けるね)


しばらく あたしの分身を動かして楽しんでいると 突然! 黒い影が上から降りて来て あっという間にあたしの分身を捕まえてしまった!


!? 驚いたあたしは急いで身を隠す、 なんだろうあの黒い影は?

わずかな光にその姿が見えた、正体は なんとフクロウだった!


フクロウはあたしの分身を掴んだまま 何処かに飛び去っていく!


あー怖かった 完全に油断してたよ! 土で自分の分身を作って無けりゃ 今頃はあたしが

アイツの餌になるとこだったよ、 




「使役動物との連絡はどうやっているんだ?」


俺達は馬小屋に繋がれてる 一頭の馬に 弟の差し出した人参を見せながら きいている、


「ああ あいつ等は体のどっかに連絡用の小さな魔石を付けた魔道具で 自分の思ったことを従者に伝えているんだよ。」


「ほう! で 他にはどんな使役動物達がいるんだ?」


「あー 蛇と猫に会ったなら他には犬と狐なんかが居るなぁ、 そういえば・・・思い出したよ、

夜専門の使役動物でフクロウがいるはずだ、確かガラスの小屋に居るはず?」


「にいちゃん! ねえちゃんが!」


「ああ 急いで引き返そう!」


「おーーい 人参はくれないのかよーー」













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