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実践?

サティナ「このように本や杖を通して呪文などを唱えるのが一般的ですが、実戦などでは心の中で念じるだけの無詠唱が効率が良いですね、」


イリナ「私達くらいになると本などの触媒も本来は必要が無い、」


まぁ あたしも それくらい出来るね、


サティナ「さて 術を知らない なつみ殿は魔力の流れを感じて貰いましょうね、 私がなつみ殿に魔力を流し込みます、それを感じてくださいね、」


ポケットの中からご主人様の手から体の中に何かが流れている感じがする、

あれが魔力というものかい?


なつみ「手が温かい? 何かが流れているような感覚があります、 これが魔力?」


それを見ていた あたしは 自分でも真似てみる、どれどれ 、身体の中の何かの流れ?魔力っていうのかね なんだ簡単じゃないか、

この魔力で何か出せそうだね、火は危なそうだから水の分身でも出すか、


ご主人様の手の上にあたしの水の分身を出してみる、

二人共何故いきなり水のネズミが手の上に乗っているのか理解できてないみたいだね、


サティナ「こ、こ、これは?水のネズミ?」

イリナ「ほう! これはこれは なんとも凄いじゃないか、しかしこのネズミは動くのか?」


バカにしてるのかい!動かせるに決まってるだろ、

手の上の水の分身を操作して相手の顔に貼り付き そのまま胸元に潜り込む、


イリナ「ギャー、ま、ま、待ってそこは敏感なんだ〜」


あたしの視界から分身が消えたのか唯の水になっちまった、お陰で彼女の胸元辺りは水びだしだ、

ふん いい気味だね、しかしあたしが見えている範囲だけってのも結構不便だねぇ、


なつみ「この子 私達の話しを理解できるんですよ、 迂闊な言葉は言わない方が良いですからね、」


イリナ「ああ、十分理解したよ・・・、おかげで上半身がずぶ濡れだよ、」


サティナ「まぁ 彼女はほっときましょう あなたはその流れている魔力というものを自分の意思で動かしてみることが出来ますか?」


なつみ「は、はい やってみます!」


あたしはご主人様の邪魔にならないように 離れて見学しますか、 自分のスキルで何が出来るかも知りたいし、

ご主人様に降ろしてもらい 自分の分身ばかりじゃなくて他にも何ができるんだろうね、と

なんて事を考えていると 誰かが近付いてくる気配がする、


イリナ「さあーて 私も教える立場であるんでな、先程は油断したが 今度はそうはいかないぞ! 色々と出来るようだが 見せて貰おうか、その腕前を」


そんな言葉を聞いて あたしは少し考えて何かを出そうと思っていた、のだが?


イリナ「何か難しい事を考えているようだが、人形使いというスキルは物や力を精密に操る事だ、 私も簡単な事なら出来るぞ、先程 ファイアボウルを頭の上で回して見せたろう、あれもそうなのだ それを応用すれば、」


彼女は腰に着けている短剣を取り出し 明後日の方向になげる、その短剣はある程度飛ぶと半円を描いて戻ってきた! それを慣れた手つきで受け止める、


イリナ「短剣に私の魔力をのせて操ったのだ、物を操るなら 君は私よりも遥かに上手く操作出来るはずだろ?」 そう言いながらあたしの目の前に短剣を置いた、


そういや あの犬に仕掛けた分身は調味料で作ったんだっけ、単なる物だけで良いのなら こんな事も出来る筈だよね? あたしは目の前の短剣に魔力を込めた、 魔力の込もった短剣がふわりと浮かび上がる、

そのまま あたしは空中で短剣を自在に操る 、


イリナ「ほう! 凄いな、流石は人形使い 浮かび上がる程度だと思っていたが 即座に対応できるとはな、」


あたし達の行動を見ていたご主人様達は 目を見開いたまま口をパクパクさせている、そんな大した事はしてないはず? はずなんだが?












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