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勝手に異世界に飛ばされたのかな?

初めての投稿です、読み辛いかもしれないですが

よろしくお願します!

あたしは心地良い眠りの中にいた、ご飯を食べてお気に入りの場所で眠っていた筈だった、


「姉ちゃん!、姉ちゃん!」


誰かが私を揺する、


「姉ちゃんてばぁ!」


うるさくて眠れ無い、目を少しだけ開けてみると弟が泣きそうな顔で私を揺すっていた、

少し不機嫌な顔で私を揺する弟に 起こす理由を聞いてみる、


「どうしたのさ ?」


「あのね、僕達変な場所に連れてこられちゃったの」


「は?」


あたりを見渡してみると 薄暗く変な道具が置いてある部屋にいるようだ、


「あのね今 にいちゃんが周りを調べに行ってるの‼︎」


そういえばもう一人の弟が居ない、


私は起き上がって辺りを見回すと扉の向こうから僅かな光が見えている、


近寄ってその隙間から覗いてみると 髭の生えた偉そうな爺さんが椅子に座ってる、

他にも何人かいるようだ、


「よくぞこられた、勇者殿!」

??


爺さんは畏まって 部屋の中央にいる誰かに話し掛けている、


「あ!ご主人様だ!」


話しかけられているのは私達の飼い主である少女、そう!モフモフ三兄弟ジャンガリアンハムスターの飼い主で有る。



ん~ しかし勇者だって? 勇者と言うとあの表彰台の上に立っている


「それは優勝者!」


・・・・・・・・・・


「わーーーん 姉ちゃんが噛んだ〜」


「泣くな!」

もう一回噛もうとすると後ろから声がする


「それくらいにしておけ、」


「あっ にいちゃん!」


 もう一人の弟だ黒いお目目がなかなかハンサム!


「姉貴、辺りを見回してきたが 色々と胡散臭いな、」



謎の爺さん「そなたはわが国の術者によって異世界からこの世界に召還されたのじゃ、

すまないがわが国の勇者となって魔王を討ち取って貰いたい」


ご主人様「・・・・・・・・・・」


謎の爺さん「もちろん魔王を退治した暁には元の世界に還す事を約束しよう」


ご主人様「あの・・・私だけがここに?」


謎の爺さん「今回の召還には多大な魔力が要っての、そなた一人が限度だったのじゃ」


ご主人様「ポケットの中の・・・いえ、何でもありません・・・」


謎の爺さん「疲れておろう暫くは休むと良い、案内させる。そうそう、そういえばこの世界に召喚された

者は何かしらの能力を授かる そうスキルと言うものじゃ、そなたのスキルは又後で調べてみようかの」



スキル?なんだろう? まぁとりあえず今のこの状況をまとめてみよう、

私は二人の弟達に聞いてみる、


「で ここは何処なんだい?」


[あのね~~僕ご主人様のポッケの中で眠っていたら光がバ-ンって光ってぐるぐるって回って目がまわったの、」


「それで?」


「気がついたらにいちゃんに引っ張られてここにいたの!」

は~


「俺は最初から見てたが、ご主人の周りに光の文字が現れたと思ったらそこに吸い込まれていってな、


で 見慣れない場所でご主人が倒れていたのだが、やばいと思ってなお前らを引っ張ってここに隠れたってわけだ。」


ふ-むよく解んないけど良い状況じゃ無いみたいだね、

そいやさっきの弟の突っ込みはなんだったんだろう? 声に出していなかったはずだけど?


「うん 僕ね~姉ちゃんの思った声が聞こえるの!! ・・・・わ~ん~~又噛んだ~」


「どういうことだい?」


「スキルという奴らしい 俺も色々スキルを持っている」


どうやらさっきの爺の話だと異世界の召還者はスキルが付いてくるってことらしいが、あたしたちもスキルが?


「そうなの!僕ね〜他の人の考えてることがわかっちゃうんだよ! 他にもこんなことできちゃうの!」


弟がいきなり頰袋からリンゴを取り出した?


丸ごと一個?どう見ても自分の身体の倍くらいある、


「僕ね〜欲しいって思ったものを頰袋の中に溜め込むことができちゃうの!」


「分かったからリンゴを戻しときな、なんでこんなにデカイものを溜め込むことができるのかね?」


「なんかアイテムボックスっていうの!!」


「俺は見えている範囲なら跳べるらしい、他にも壁の中を通り抜ける事が出来る、」


・・・・呆れるね、 「とすると私はどんなスキルがあるのかね?」


「うん!頭の中でどんなのかなって考えると、スキルの名前と説明が表示されるんだって」

どれどれ・・・、


(スキル 魔術操者 全ての(ことわり)を使用できます レベル1)

魔術操者? なんだい そりゃ?


(心の中でイメージした事を再元することが出来ます。)


ふーん、私は頭の中で水が欲しいなって思ったら


「うぴっゃ ! 冷たっ!姉ちゃんずぶ濡れだよー、」


なんか弟の頭の上からコップ一杯分の水がいきなり降ってきたよ?


「姉ちゃんひどいよー」


まさに濡れ鼠!


濡れている弟を乾かそうと思って風を吹かせてみる


「あばばばば~」


小さなつむじ風が起きて 弟が回転しながら飛んでったよ!


「姉ちゃんのバカーーアンポンタン‼︎ グスグス」


鼻水を垂らしながら弟が泣いてる、ごめんよ


「ところでご主人様の所に行かないか? 心配していると思うし、」


そうだね、でも何処に居るのか判るのかね?


「僕わかるよ〜 あのお爺さんが離れの宮殿に連れて行けって!言ってたの」


又私の思った事を・・・・






ご主人様「あの子達何処に居るのかかしら?」


部屋のベットの上に腰かけて三兄弟の事を思う、確か光の文字らしき物が見えた時にはポケットの中に

ちゃんと居たはず、

気が付いた時にはポケットの中には居なかった、

一緒にこっちに来れなくて向こうの世界に残っているの?

それとも何処かに?





従者「所で国王様、 魔術師達の話では四つの気配を転移させたとの事でしたが?」


国王「そうなのか まぁ なにかの間違いであろう 、あの娘、良いスキルを持っておればいいのだが とりあえず能力が判る迄丁重に扱っておけ、」




あたし達は暗い廊下の壁の中を通り抜けている、

当然、廊下の壁の中を移動している私たちに気付く事が出来る人間などいるはずがない、

これも弟のスキル壁抜けが有るからだ、


「・・・ねえ、お姉ちゃん!」


「んーーなんだい?」


「あのね胴が長くて舌がチロチロ出ている生き物ってなんだっけ?」


「そりゃ あたし達の天敵の蛇だろうね」


「目も赤く光っている変な生き物なの?」


「俺が思うには多分鼠を狩る使役動物だろう、こんな場所じゃ人間は動けんからなぁ、」


「どうすんだい?」 このままじゃまとめて食われそうだよ! まさに袋の鼠?


「大丈夫だ! 奴の背後に転移する、 奴もこの狭い中じゃ禄に方向転換できないだろう」


いきなり目の前から消えた私達を蛇はキョロキョロと見回している、 しばらく見回した後諦めてそのまま進んで行ってしまった、


「ふうーー危なかったね!! あっ姉ちゃん もうすぐご主人様の居る所に着きそうだよ!」


壁を抜け出した後廊下を見ていると向こうの窓に光が見える、そこにご主人様の居る所らしい、



なんだかやけに厳重な所だね、窓を見ると鉄格子がはまっている、入り口には何人も人がいる、


そう簡単には入れそうにないね、(まああたし達は簡単に入れそうだけどもね)


人の気配がしない窓には鉄格子が有るけどあたし達には関係無いね、


「まて!姉貴、窓の枠に何か文字が書かれている!」


おっと!危なっ!!


「多分結界か侵入者対策用の何かだろう、」


ヤバかったよ、


「どう思う?やけに厳重過ぎる?」


「逃げ出さないようにしているのかね?」


「早くご主人様に会いたいよー」


「まぁ俺様に掛かれば入り口なんて勝手に作れば良いだけのことだ」


弟が壁に穴を開けて私達はそこから覗いてみる、


「大丈夫みたいだね、」



しばらく今後のことを考えていた それに元の世界にいるかもしれないあの三兄弟は大丈夫なのかな?


「これからどうなるのかな?」


ふと ベットの横に有る机の上を見るとなにか小さな生き物が・・・・

「もしかして、あなた達なの?」








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