プロローグ
神様…… それは、存在するかもわからない謎の生命体、人間ははるか昔から、困ったときは神頼みと言われるほど神という存在を頼ってきた。
人間はなぜ神という謎の生命体Xに自分をゆだね、助けを願うのか、それは、人間は皆、死という終わりが怖いからだと私は思う。
人間はいつか死ぬ、それは人間がいつも口にする言葉だ。だが、人間はその時が目の前に来れば、何かにすがろうと、助かろうとする。当たり前だ、死ねば自分という存在が亡くなり、自分がこれからどうなるかもわからない時間を過ごすことになるのだから。
だが、人間がいざ、そういう時になったとき、簡単に頼れる存在と言えば何が上がるだろうか、答えは簡単だ。この世という人間の世界に存在しない生命、神だ。
簡単に言えば、神というのは人間が心を保つために作り出された人工物。
全てには理由があり、またそれに伴う動きがある、人間はそれらすべてを知るすべは、どう頑張ってもない、それらを認識するには人間の心は脆すぎる。だから人間は自分たちが知らない事実を神という存在にまかし、自分たちが解明できたことには理由をつける、人間はとても弱く、とても脆い存在。だから嘘をつき、人を自分をごまかしながら生きていく。
だから、神なんて物は存在しないし、信じる価値もない、自分の人生なんだ、姿かたちもわからない謎の生命体に任せて何になる……と私は思っていた。
そう、思っていたんだ。
作者の蒲公英です。
さてこの作品のタイトルはなんだか危ない感じですが、けっしてえっちぃくないよ?ほんとうだよ?
これからそういうシーンが出るかもしれませんが決して変な想像しないでくださいね。
とっても清い作者からおねがいです。