異能者たちの狂詩曲
『知恵だけじゃどうにも解明できない力がある。それがイヤで仕方ないんだよ』
これはある特異な“力”を研究している学者の発した言葉。
この世界には、二種類の人類がいた。
「スイ、おしょーゆ取って」
「うーい」
――一人がテーブルの端に視線をやると、醤油差し宙は浮きもう一人の前に運ばれてゆく。
それは、“異能”と呼ばれる力を持っているかどうか。
異能力を持つ者に、人種も、国籍も、性別も関係ない。ただ、持っているか否か。
「ユーキ、さっきからなに見てんの?」
「んー……あそこ、人魂が飛んでるなーって」
――一人は空を指差し、もう一人はいくら目を凝らしても何も見えない。
異能と一括りに呼ばれながらも、そこには種類があった。
超能力を持つ少女――泉 睡蓮。
霊能力を持つ少女――神代 有希。
二つの異能。
二人の異能力者。
同じ家に住み、普通とは少しだけ違う日常を過ごす二人。
……そして、もう一人。
騒がしく過ぎてゆく日々のなか、人に害なす悪霊――霊鬼に追われ、二人の前に現れた少年。
この三人目の異能力者との出会いにより、物語は始まる。
これはある特異な“力”を研究している学者の発した言葉。
この世界には、二種類の人類がいた。
「スイ、おしょーゆ取って」
「うーい」
――一人がテーブルの端に視線をやると、醤油差し宙は浮きもう一人の前に運ばれてゆく。
それは、“異能”と呼ばれる力を持っているかどうか。
異能力を持つ者に、人種も、国籍も、性別も関係ない。ただ、持っているか否か。
「ユーキ、さっきからなに見てんの?」
「んー……あそこ、人魂が飛んでるなーって」
――一人は空を指差し、もう一人はいくら目を凝らしても何も見えない。
異能と一括りに呼ばれながらも、そこには種類があった。
超能力を持つ少女――泉 睡蓮。
霊能力を持つ少女――神代 有希。
二つの異能。
二人の異能力者。
同じ家に住み、普通とは少しだけ違う日常を過ごす二人。
……そして、もう一人。
騒がしく過ぎてゆく日々のなか、人に害なす悪霊――霊鬼に追われ、二人の前に現れた少年。
この三人目の異能力者との出会いにより、物語は始まる。
序章
2018/01/06 22:48
いつもどーりではないけれど、そんなに変わらない朝
2018/01/06 23:03
いつも通りかと思ったら、思いの外騒がしくなった朝
2018/01/06 23:28
異能者は二人でも姦しい
2018/01/07 23:00
成るモノ
2018/01/09 01:01
(改)
死した屍、口も聞けずに塵へと帰る
2018/01/10 02:12
落ちる陰、笑う影 一
2018/01/11 00:04
落ちる陰、笑う影 二
2018/01/11 23:05
悪魔が来たりていじくりまわされる
2018/01/13 00:48
一人の少年、二つの異能 一
2018/01/13 22:45
一人の少年、二つの異能 二
2018/01/13 23:08
背反する異能の在処
2018/01/14 23:55
夢のセカイへいってみよう
2018/01/16 00:08
一族滅び、路頭に迷う
2018/01/16 22:50
血は水よりも濃いが、絆には及ばない
2018/01/17 23:17
泣く子は黙れ
2018/01/18 23:37
鬼を寄せるにゃ呼子もいらぬ
2018/01/19 21:46
目標・お家を守ろう! 一
2018/01/21 02:20
目標・お家を守ろう! 二
2018/01/21 23:21
孤独の対価、毒の水
2018/01/21 23:24
(改)
理由はとても単純で
2018/01/22 23:20
家族のための戦い
2018/01/23 23:15
終章――進んでゆこう
2018/01/25 01:00