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種
したくて、嘘のことを言うかもしれません。正直な人は正直に、天邪鬼は天邪鬼に、どうでもいいやと思う人は隣の人の意見に同調するかもしれません。
あなたならどうしますか。忘れてはならないのは、リンゴはただ一つだけであったということです。
事実が一つであれば、真実が一つであるとは限りません。事実を得た人の数だけ、真実の存在を許されるのです。
あなたは、リンゴの味を人に伝えてはならない。リンゴの味を多くの人が味わえるように、一人一人がリンゴを頬ばれるように、リンゴがそこにありますよ、とリンゴの在処を伝えなければならないのです。




