泉涼祭と問題児 祭り・中編
二本目です。
それではどうぞ!
泉涼祭・二日目
「みんな、準備はいいかー!」
『おおぉぉぉ―――――!!!』
今この場には十数人の同志が集まっている。
「祭りは戦だ!屋台荒らしは聖戦だ!恐れるな、空腹と財布があれば怖いものはない!」
『うおおおぉぉぉ―――――!!!』
この場には熱気、狂気、殺気と様々な気配が漂っている。まるで獣のようだ。だがしかし、全ての人間の望みは同じだ。
「今年の屋台の数は過去最高の三十六!!風紀委員の邪魔も入るだろうが構うな!我々の目的は屋台の食糧、それだけだ!それに我々には心強き味方生徒会役員の桜と蓮がいる。もはや我々に怖いものなどない!!」
『うわあああああぁぁぁぁぁ―――――!!!!』
そう全ては食糧のために・・・・・・!
「さぁ、征こう!美味なる食材を求めて!全軍、出陣だ――――――!!!」
『うおおおおおぉぉぉぉぉおおおおおお――――――!!!』
雄叫びを上げて男たちは戦場に駆り出していった。
「・・・・・・ふぅ、行ったな」
男たちが教室から出て屋台へと向かった後、楓は静かに息を吐いた。
「ああ。お疲れさん」
「これで、あの人達が騒いでる間に泉涼祭を楽しめるね」
「俺たちは風紀委員に目を付けられてるからな」
楓が一、二年の男子を集めて演説を打ったのは風紀委員の目をこちらに向けないようにするためだ。去年の泉涼祭の時に楓たちが張り切って屋台荒らしをしまくった為、風紀委員が後始末に追われ、以降、楓たちは風紀委員に目を付けられている。
そして三人の話に誰かが加わった。
「でも、良かったの?楓兄さん。あんな騙すようなことして」
「いいんじゃないかな?楽しそうだし」
茜と椿が隠れていた場所から出てきたのだった。その後ろには薫や葵、正義たち他のみんなの姿もある。一人を除いて。
ちなみに隠れ場所は、隠蔽魔法で楓の横に堂々と立っていた。
「愛歌はもうすぐ着くらしいから、外で合流しようか」
愛歌は急な仕事が入って少し遅れるという連絡が来ていた。そのため薫たちは魔法を使って隠れることができたのである。
「じゃあ、さっそく愛歌ちゃんを迎えに行こっか」
桜のその言葉で楓たちは校門前へと移動を始める。
「早めにいかないと目立って仕方ないぞ」
今回は人数が多いため目立たないように行動しなければいけないが、それはメンバー的に不可能に等しい。
ただでさえ、目立つ九人にこの学校の有名人の四人、さらにアイドルが一人加わるのである。これで目立たない方がおかしい。そのため、出来るだけ迅速に行動するしかないのだ。
ただ、そのことに否と唱える人物がここにはいる。
「う~ん、別に気にしなければよくないか?」
言わなくてもいいと思うが敢えて言おう、楓である。
そしてそれを肯定してしまう人物がいる。
「そうだね。周りを気にしすぎて楽しめなかったら元も子もないよね」
これも言わなくてもいいが、桜である。
「お前らはアホか。俺たちが行ったら人だかりで身動きが取れなくなるわ!」
「大丈夫だ、蓮。俺に考えがある」
楓の考えに従い、堂々と愛歌を迎えに行く楓たち。最初は蓮の予想した通り、人がたくさん集まってきて混乱するかと思ったが集まってきた人たちは楓たちの雰囲気に圧倒されて少し離れたところから観ていることしかできずにいた。
「これは、すごいな」
「テレビで有名人がロケやったりしてる時さ、観光客も一定以上近づいてこないじゃん?あれって、警備の人はもちろんだけど、有名人のオーラっていう原因もあると思ったんだよね」
楓たちが進む場所は人ごみが避けて行き、そこに道ができる。
その道は、校門までまっすぐ伸びていた。楓たちは、周りを囲む人に注目されながら校門へと向かった。
丁度校門に着いた時、タクシーが校門前に停まり、中から愛歌が出てくる。
「あれ?みんななんでこんなところにいるの?っていうかなにこの人ごみ!?」
「おっ!ちょうどいい時に来たな。愛歌おかえり」
「ちなみにこの人ごみはこいつの所為な」
「いや、蓮。確かに根本的な理由は楓だけど、ここまでの人ごみになったのはここにいるみんなの所為だと思うよ?」
椿が冷静に原因を分析するが肝心の愛歌は頭の中が混乱して全くついていけていない。
「・・・・・・え~っと、えっ?どういうこと?」
「とりあえず、部室に行かない?ここじゃあいつまで経っても落ち着けないし。部室はお化け屋敷に使ってないところも結構あるからみんなが入れるし」
愛歌を落ち着かせるためとこの後のことを話しあうためにも桜の提案にいまだに混乱している愛歌以外の全員が頷き、一同はオカルト研の部室に足を運ぶ。
「それで、楓。この後どうすんだ?」
部室に着くと蓮が開口一番に聞いてきた。
「とりあえず、人通りの多いところはなるべく通らないってことでいいんじゃないかな?」
椿が先ほどの反省も踏まえて無難な案を提案する。
「気にしなければ問題n「楓ちゃん?」」
「・・・・・・ソウデスネ。ソレガイイトオモイマス」
だが、やはりそれに待ったをかける者が・・・・・・いなかった。
蓮たちはともかく、正義たちや愛歌はあからさまにホッとしていた。五人の心の中は二度とあの居心地の悪い状況にはなりたくないという気持ちでいっぱいだった。
「だったら、いっそこの部室から出ないというのはどうかしら?」
「え~っと、花空先輩?どういう事か説明お願いしてもらってもいいですか?」
里香は薫が苦手なのかかなり堅苦しい言い方で質問していた。
それを見ていた蓮と葵は思わず苦笑していた。それもそのはずで里香は普段は物怖じしない性格なので変に緊張したやりとりに笑ってしまったのだ。
「そんなに緊張しなくてもいいわよ。・・・・・・さっきのは極端に言っただけで、詳しく説明すると拠点をここに決めて数人でグループを作り別れて食べ物なんかを買ってくるのよ。そしてまたここに集まってみんなで食べる。・・・・・・こうすれば、大人数で目立ったりせず、落ち着いて食事やお喋りを楽しめると思うのだけど、どう?」
「・・・・・・いいと思います」
「そうですね。効率もいいですし、何より人が分散しているのでさっきよりは絶対に目立ちませんし」
正義は、じっくりと考えた上で同意し、茜もその意見を肯定する。他のみんなも文句はないようだ。
「じゃあ、何を買ってくるかだな。甘いものは俺に任せておけ」
「じゃあ俺は主食類を買ってこよう」
「う~ん、そうなると後は焼き鳥とかの惣菜類とあとは・・・・・・まぁ、ゲームみたいなものはそれぞれが楽しむってことで」
「あっ、私はコンビニで飲み物とお菓子買ってくるよ」
「・・・・・・私も行く」
「あっ、桜姉さん私も行きたいです」
「それじゃあ、コンビニ組はこの三人で決まりだな」
「蓮、ちょっと待ってくれ。善継も一緒に行ってくれないか?」
「俺が?」
ここで楓が待ったをかける。善継は不思議な顔をして楓に理由を聞いた。
「そうだ。女子だけだと祭りの気分にあてられた馬鹿どもが来そうだからな。一人でも男子がいた方がいいだろ」
「なるほど。了解した」
そんなこんなで、グループ分けが決まっていき最終的にこのようなグループになった。
甘味調達班:風月楓・葉闇凪・大森里香
主食調達班:火山蓮・花空薫・草壁正義
惣菜調達班:雪波椿・天川葵・笹川麗子・水岸愛歌
その他班:水星桜・音影雫・春咲茜・安藤善継
楓たち甘味調達班の三人は、まず、校内から散策していた。その理由は簡単で外がとても騒がしいからだ。何かあったのかは気になるが今回はできるだけ目立たないように行動するため人目の多いところ避けるために校内から周ることにしたのだ。
「それにしても、なんであんなに騒がしいんだ?なんか、戦がどうとか屋台荒らしがどうとか言ってるけど意味わからんな」
「「・・・・・・・・・・・・」」
「うん?どうしたんだ二人とも」
「なんかあの集団がかわいそうになってきたわ・・・・・・」
「ははは、楓だからね」
「?」
楓が何を言ってるのかわからないという表情で首を傾げるのを見て二人はそろってため息をついた。
「んで、何から買う?校内は確かデザート類を売ってたよな?」
「そうだね。とりあえず、ケーキ類を全種類買ってみようか」
「ぜ、全種類?」
「あっ、大丈夫だぞ。ケーキ類は2-Bしか売ってないからな。それに、たかだか二十種類くらいだ。食えないわけじゃないだろう」
いいながら、楓たちは2-Bの教室に向かっていく。
途中、好奇な視線に晒されるものの校門で感じたほどでもないので、無視して進んでいく。
「やっぱり、多少は注目されるわね。まぁ、でも他のみんながそれぞれ動いてくれてるおかげで、さっきよりは少なくなってるみたいだけど」
「じゃなきゃ、分けた意味がないだろ?おっ、着いたぞ」
2-Bの教室の中は、本物のケーキ屋のような作りになっており様々な種類のケーキがガラスケースの中に並べられていた。
「・・・・・・これは、すごいな」
「本格的だね」
「・・・・・・どこからガラスケースなんて持ってきたのよ」
楓は宣言通り全種類のケーキを買って、先輩たちを唖然とさせながら早々に次の店へと向かった。
そんなことを繰り返しながら、クレープ屋、和菓子屋、アイス屋、ソフトクリーム屋などを周り、校内のありとあらゆる甘味処周り終えた後、楓たちは外にある屋台に来ていた。
「ここでは、買うものがそんなにないから手早く終わらせよう。綿あめに飴細工、チョコバナナ、リンゴ飴、パフェ、綿あめ、とりあえずこんなところか」
「ちょっと待って、さり気無く綿あめが二回は言ってたんだけど。あと、パフェって何?売ってんの?それと、飴の比重おかしくない?」
「それだけ綿あめが重要だということだ」
「楓は、祭りで食べる綿あめが好きだからね~」
「あと、パフェはあるぞ、昨日食べた。それと、飴の比重は仕方がないんだ。パンフレットにもほとんど屋台の甘いものが飴類しかなかった」
「はぁ、もういいわ・・・・・・。早く買って帰りましょう」
そのあと、なぜかパフェを買うときに店員にものすごく感謝されたが大した問題もなく、甘いものを買い終え部室に向かっていた。
途中、風紀委員に連れて行かれている生徒を見たが特に気にしないことにした。
「せっかくの祭なのにどうして楽しめないのかねぇ?」
「本当にあの集団が気の毒ね・・・・・・」
「ははは・・・・・・楓だからね・・・・・・」
「?どうしたんだ、二人とも。早く行くぞ?」
「「・・・・・・はぁ~」」
「???」
楓の所業に呆れながら三人は部室へと帰った。
部室には主食調達班である三人がすでに帰ってきていた。後は惣菜調達班とその他班の八人である。
「「「ただいまー」」」
「「「おかえり~」」」
お互いにそんなやり取りをして思わず苦笑してしまう。
楓たちは買ってきた荷物を机の上に置いてそれぞれ椅子に座る。
「それにしても随分買ってきたな。そういや、物置に綿あめが突っ込んであったけど、あれも食べんのか?」
「ああ、あれな。昨日買い占めたんだ。もちろん全部食べるつもりだぞ」
「全部!?それって綿あめ買う必要「きゃぁああああ!!」・・・・・・な、何!?」
「それは買う必要あるだろ。それはそれ、これはこれだ。それと、忘れてるようだけど隣りお化け屋敷だからな?」
「あぁ、普通に忘れてたわね・・・・・・。ていうか、冷静に返さないでよ。驚いた私がバカみたいじゃない」
「「「「否定はしない(よ)(わ)」」」」
即座に正義以外の四人が反応する。もはやこの対応もお決まりのパターンである。
「ちょっ!?葵と薫先輩まで!?」
ただ、里香には葵と薫まで混ざるのは予想外だったらしい。
「おい、俺の発言は不思議じゃないのか」
蓮には里香の反応に納得いかないらしく、少し不機嫌そうに里香に言った。
だが、その答えは違うところから帰ってきた。
「まぁ、蓮ちゃんだからね」
「どういう意味だよ、楓!」
「そういう意味だよ」
「どういう意味だ―――!!」
「ただいまー!って蓮ちゃんどうしたの?」
蓮がキレたところで桜たちが帰ってきた。椿たちも一緒である。
どうやら、途中で合流したようだ。
「おかえり、桜。蓮ちゃんは、まぁ、いつも通りだよ」
「そういえばそうだね」
「だから、どういう意味だって言ってんだよ―――!!」
「・・・・・・蓮、うるさい」
「・・・・・・すいませんでした」
また、ヒートアップした蓮だったが雫の言葉にバッサリと切る捨てられる。
「おふざけはそこらへんにして早く始めましょ。ちょうど、昼食にちょうどいい時間だわ」
「・・・・・・お腹空いた」
「それもそうだな。桜、みんなに皿とコップ配ってくれ。他のみんなは買ってきたものの盛り付けを頼む。俺は、テレビ見てるから」
『働け!!!』
途中で、サボったり、雑談したり、サボったり、ゲームしたりしながらも準備は順調に進んでいく。
ちなみに、サボっていたのは楓である。
「楓、デザート類は冷蔵庫の中でいいよね?」
「ああ。アイスとかソフトクリームなんかは冷凍庫に入れてある」
「了解」
椿と何気なく会話しているように見えるが、このとき楓は雫とリバーシをしていた。
「働け!」
「じゃあ、何をすればいいんだ?」
「それはお前・・・・・・あれだよ。皆の応援とか・・・・・・」
「がんばれー」
「ああ、もう!なんでもう準備終わってるんだよ!」
どうやら、椿や蓮と話していたら、食べる準備は終わっていたらしい。蓮の心の叫びを無視して楓と雫はさっさと席に着く。
机の上には軽く二十人前くらいの料理が並んでいた。明らかに買い過ぎである。
「これは・・・・・・ちょっと買いすぎたな」
「・・・・・・あれだね。祭りの空気に当てられてってやつだね」
楓と桜も流石に面食らうほどのボリュームである。これにまだデザートもあるのだから、いくらなんでも祭りの空気に充てられ過ぎである。
「そういえば、これって誰のお金なの?買い出しに行くとき楓からお金貰ったけど・・・・・・部費?」
里香が机の上に並べられた料理を見て楓に聞いてくる。その言葉に正義や愛歌もいまさらのように考え始める。
「ん?俺のポケットマネーだけど?」
『・・・・・・え?』
そんな五人の考えを吹き飛ばすように楓が何でもないように答えた。その言葉に正義たちは一瞬フリーズしてから聞き返す。
この量を買うとなると一万や二万では利かない、最低でも五万は掛かる。それを何でもないように自分が出したという楓に信じられないといった表情で楓を見る正義たち。
ちなみに、桜たちは平然としている。何をあたりまえなことをといった表情だ。
「そういえば、みんなは知らなかったわね」
楓たちを代表して薫が説明する。
「この部室にある物はほとんど楓と桜がお金を出して買った物よ」
「正義たちは知らないと思うけど、楓と桜は会社も経営してるからね。それくらいは軽く出せるんだよ」
「まぁ、俺たちもここにある物くらいは買えるからな」
薫の言葉に椿と蓮が補足する。ちなみに、この部室にはなぜここにあるのかもわからない高価なものがたくさんある。
その最たるものが、原寸大の木彫りの熊である。これを買ったのは楓だが、本人もなぜこんなものを買ったのか覚えていないという。ちなみに、値段は68万円。
「・・・・・・ごめん。ちょっとついていけない」
「まぁ、とりあえずお金のことは気にしないでっていうことだから。そんなことより早く食べましょ。もう、雫ちゃんが我慢できないみたいだから」
「・・・・・・お腹・・・・・・すい、た」
雫は、うつろな目で料理を見つめていた。完全にやばい人である。
「んじゃあ、時間かかったけど食うか。いただきます!」
『いただきます!!!』
その言葉と同時に雫の周りに会った料理が消失した。
「うおっ、なんだ!?」
「っ!?なに!?」
みんながきょろきょろと見てみると雫の頬がリスみたいにパンパンに膨らんでいるのが見えた。
『!?・・・・・・っぷ、はっはっはっは!!』
「ちょっ、食べ過ぎ!」
「それ、口の中どうなってんの!?」
「・・・・・・???」
みんなが笑う中、雫だけがなにが面白いのかわからず小首を傾げているが、それが余計に笑いを誘う。
それから、たくさんのことを話しながら、食事を続けていた。
そんな中、愛歌がふと呟いた。
「ずっと、こんな時間が続けばのになぁ・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・』
そんな言葉に、全員が言葉を失ってしまう。
楓たちはもちろん正義たちも異世界に行かなければいけないことがわかっている。この中で残されてしまうのは愛歌しかいないのだ。
だが、愛歌の言葉に応える人がいた。
「なぁに言ってんだよ。もっと楽しい時間をこれから創っていけばいいだけだろ」
「そ、そうだよ。こんなのまだまだ序の口だよー」
楓の言葉に慌てて、桜も追随する。桜の言葉で他のみんなもようやく思考の渦から帰還した。
「それもそうだよね。ごめんね、変なこと言って」
「全くだ。もう会えないわけじゃあるまいし」
蓮が突き放すように言ってこの話題を終わらせる。
「じゃあ、次は楓お待ちかねのデザートだよ」
「おっ、待ってました!」
椿が華麗に話題を変えて楓がそれに乗った。とはいっても、楓のそれは本心のような気がするが・・・・・・。
「そういや、明日はどうすんだ?」
正義がなんてことなく楓たちに聞いてみる。明日は、泉涼祭の最終日で各部活やクラスの最優秀賞が決まるため、各部活の生徒はそれぞれのクラスが最後の追い込みとばかりにとてつもない賑わいを見せる。
正義たちもそれぞれ最終日は忙しいのだがこの問題児たちは最終日に何をやるのか聞いてみたくなったのである。
『休む!!!』
「「「「「なんで!?」」」」」
『いや、だって面倒臭いし、もう祭りは堪能したし』
「お化け屋敷はどうすんだよ!?」
「代わりの人を頼んである」
「代わりの人って誰よ?」
「うちの研究部の顧問だ」
「楓たちの顧問って・・・・・・」
そう言ってオカルト研究部の顧問を思い出す。そして、その人物を思い出し、正義たちの顔は青ざめた。
唯一、オカルト研の顧問を知らなかった愛歌は状況についていけずポカンとしているが・・・・・・。
「・・・・・・ん。理事長」
「「「「「えぇえええええええええ!?」」」」」
「うるさいな。隣に聞こえるだろ?」
忘れてる人もいるかもしれないが、隣はお化け屋敷である。
「まっ、というわけで明日は休むから」
こうして、泉涼祭・二日目は終わった。
ありがとうございました。
評価、感想・アドバイスなどがありましたら
よろしくお願いします。
ようやく連載再開です。
これからもよろしくお願いします。




