誕生日
停む鳥もふわっと羽に纏われている
星の瞬きが霞む雑踏の中私は宝物を手に帰路に着く
心なしか体温が上がる
数分前まで凍えていた私はその小さく儚い宝物たちに
細心の注意を払い人の間をすり抜けて行く
あまいあまい私だけの宝物
蝋燭は一つ
誰にも奪えない
顔も知らない他人を祝おう
ひとりひっそり祝ってあげようか
200字をどうしても超えない為、ここで一つ雑学コーナー。
街を歩くとよく見かける野鳥。雀や烏、椋鳥、鳩など油断してたら踏んでしまうのではないかと思うくらい沢山いますが、今回は鳩について。
街でよく見る鳩。ちなみに大体駅前公園にいるのはトバトがほとんどで、伝書鳩と言ってもこいつ。鳩サブレもこいつ。いかにも国内産ですって顔をしているけれどちゃんとした外来種。公園でご飯を食べようものならおこぼれ貰いにわらわら集まってくる姿は可愛くもあり気持ち悪さもある。夏場、うーほっほほっふーうーほっほほっふーって執拗に暑さを助長させる音を延々出し続けていると一部では非難の声が上がっているが、これは全くの冤罪でそいつの正体はキジバト。トバトが灰色メインなら、キジバトは茶色メイン。結婚式とかマジックで使われる白い鳩は銀鳩。埼玉で有名なのはシラコバト。そのほかにも鳩は種類が多いから気になったら調べてみたら良いよ。
私は小さい頃キジバトの鳴き声を鶯の鳴き声と勘違いしていたよ。はずかし。