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手紙
母さん、ごめんなさい。
俺は、生き物として最も重い罪を犯しました。
この声も、もう届いていないことぐらい知っています。
でも、母さん。俺は悔しくなんかないんです。悲しくも、辛くも、ないんです。
母さんや、父さん、それに姉さんとか親戚とか・・・俺は宝物と言える存在がいて、本当に幸せだったと思ってる。
母さんや父さんにとっては、ただの「悪人」という存在にしか俺はならないんだと思う。それを理解した上で俺は罪を犯したんだ。
『ありがとう』なんて言わないよ。俺はそんな性格じゃないことぐらい、母さんがよく知っているはずだ。
さようなら。
ごめんなさい。俺は「自分」という存在を、自らの手でこの世から消しました。
またまた駄目文ですが、どうぞよろしくお願いします。
読んでくださり、ありがとうございました!!!