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世界が注目する一戦

決勝戦当日。

ビューティーコロシアム前広場———



コロシアムにぞろぞろと会場入りする観客達。

いよいよ戦いが始まる……のだが、とりあえず連れてきたバージン達は、究極の二日酔いで、もはや魔女を通り越してゾンビ化している…。


「……だずげでぇ〜……」


「お前ら良い加減にしろよなぁ、今日はアリスの決勝だっていうのに。一応メイドの中じゃお前らの先輩だろ?」


「……ぱいせ〜ん…ファイトすぅ〜…」


「……ねむ……ねむ……」


「不甲斐ない……」


(ダメだ……こいつら…)


まぁでも、またしてもビーチク伯爵の計らいで俺達全員VIP席での観戦を許可されているから、寛いで観戦できるだろう…。


「愛さん……私本当に戦えるんでしょうか…?」


「相手が女神様なのは不運ですが、精一杯頑張ってみてください。私はアリスさんの力を信じています」


「………分かりました、やれるだけやってみます!」


******


ビューティーコロシアム-VIPルーム-


(……なんて広さ…………)


そこはまるで高級ホテルのリビングみたいな空間だった。

付き添いの執事が居て飲み物や食べ物を頼んだらすぐ持ってきてくれるシステムになっていた。


とりあえず4人は、だだっ広い豪華なソファに寝かせて、愛と俺はコロシアムが一望できる席へ座り込んだ。


「うお〜!ここからの眺め最高だなぁ」


「よく見えますね」


「あとはアリスが無事に試合を終えてくれると良いけど…」


VIPルームの鐘が鳴る。


カランカランッ


「…客?」


「あー強さん、居た居た!あなたはここじゃなくてこっちですよ!コメンテーター!」


「うわ…最悪…」


「強、頑張って」嬉しそうな愛……とほほ


会場は昨日とは比べ物にならない熱気に包まれていた。


そういえば、全く気づいてなかったけど、昨日全壊したはずのコロシアムが、何なら昨日より綺麗になって蘇ってる事にも驚かされた。


『あーあー……ゴホンッ!』


(緊張してんのか…?)


『皆さんこんにちは!!ついに、ついにこの日がやって参りました!!昨日の壮絶な戦いから一夜明け、本日がその最終決戦!!強さん、昨日は眠れましたか?!』


『はい、ぐっすり』


『それは良かった!!私もぐっすり眠れました!!』


(なぜ聞いた…?)


『それではさっそく、決勝に進んだ2名に登場して頂きましょう!!まずはこの方………』



すると、会場の端から煙が噴き出し、爆音のBGMが流れ始めた。


会場の熱気が更にヒートアップしていく…!


スクリーンに表示されたのは、“エントリーNo.5【アリス】“


アリスの足元に魔法で生成されたレッドカーペットが出現し、会場中央へ歩みを進める。


アリスちゃーーーーん!!


頑張ってーーーー!!


女神なんかに負けるなーーー!!


少し緊張気味のアリス、俯きながらの入場。


『続いてはこの方!!』


一旦BGMがリセットされ、次のBGMが流れ始める。

それと同時に会場の端から煙が噴き出した。


………しかし、誰も出てこない…。


『あれ……女神さーん……おかしいですねぇ……あ…』


ふと上を見上げると、空に七色に輝く物体が…。

天から地面まで光の柱が現れ、それは少しずつ少しずつ降りてくる。

「ご機嫌よう皆様…うふふ」


女神様ーーーー!!


今日も美しいーーー!!


ちゃんと入り口から出てこいーー!!(…それはそう)


『さ〜〜て!両者入場いたしました…!!緊張感が漂って参ります!!念の為ルールのお浚いをしておきますが、試合ルールは非常にシンプルです!!』


“どちらかが降参or意識不明になったら試合終了“


『お二人共、準備はできましたか………?…………それでは始めます!!最終決戦!!ビーチク〜ファイトォ!!』


世界が注目する一戦。その戦いの火蓋がついに切られた。

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