負けられない戦い
ビーチクランド『ゴールデン・ラグジュアリーSHOP』———
「こちらは今回のコンテストで皆様にきていただく衣装を揃える場所でございます」とメアリーが案内してくれた。
そこは煌びやかな衣装がズラリと並んだ広いお店だった。
「わぁ〜〜〜………なんて美しいの!」バージンが声を上げて微笑んだ。
「本当にキレイですっ」キッスもニコニコしている
「……ワクワク……」ペテングがワクワクしていた
「素晴らしい…」目を輝かせるセクス
(まぁ……女の子はこういうのが好きなのかなぁ)
横目で愛を見ると、とてもつまらなそうな顔をしていた…。なんで?
「あれ……これって…?」
「お目が高いです。それはゴールデンラグジュアリーでもとても希少価値の高い“金の下着“になります」とメアリーが教えてくれた。
「まさか……愛が王様にもらったのって」
「同じものです」
「やっぱり…」
「オッパイノ王国の王様はこちらの商品をえらく気に入っておられまして、城のメイドにと100着ほど購入されていました」
(買いすぎだろ…そして王様、あなたは一体何しにここへ…)
「それでは皆様のためにご用意した最高クラスの衣装が有りますので、こちらへ」と案内人が向かった先には金色に輝く扉があり、そこを開けるとマネキン6体にそれぞれの豪華な衣装が用意されていた。
「衣装というか…水着だね」
(しかもかなりセクシー強めなやつ…)
すると、見覚えのある連中がそこに現れた。
「あら……そんな豪華な衣装を身に纏って何を企んでいるのかしら…?」
「……え?その声はまさか……」
「おひさ〜〜〜!金ちゃんに強ちゃん!」
泉の女神様と銀のギャルの登場だ。
「女神様……ギャルちゃんまで…」愛も流石に驚いていた。
「企むも何も、俺達……あー、俺は参加しないけど、ここの6人はチクビーナサマー祭に出場することになったんだ」
「あらそうなの。なら私達、ライバルって事ね。うふふ」
「良いね!良いね!楽しんじゃお〜!」
泉の女神様と銀のギャルを見てため息をつく愛。
「ちょっと!あなた達、ここは私達選ばれた人間が招待された場所よ!部外者は出て行って頂戴!!」バージンが強気に攻める。
「……そうだ……そうだ…」ペテングが応戦する。
「なかなかの美人ね…」戸惑いながらキッスが話す。
「ライバルとしては不甲斐無し」冷静なセクス。
そんなやり取りをしていると、新たな使者が現れる。
「ちょっと待ったーーー!!」
「私達を忘れないでありんす」
勇者とリリスだ。
「げっ、あなた達……」キッスが嫌そうな顔で2人を見つめた。
「あら、もうお元気になられたのですね、あの時はどうも」ニコッとバージンが笑顔を見せた。
「……敵……敵……」眉間にシワを寄せながらペテングが言う
「またしても……」少し身構えるセクス。
「というか……勇者は見た目女だけど中身は男なんじゃ…」
「フフフ…その通りだ。だが、俺の狙いはチクビーナサマー祭の優勝商品“ゴールデンチクビーナブレイド“だ!」
「えっ、なにそれ…」
メアリーによると、今回の優勝商品は、ビーチクランドに代々伝わる世界三大秘宝の一つゴールデンチクビーナブレイドというとんでもないアイテムだった。
それを聞いた一同は驚愕した。
「それってまさか……聖剣キャミソードに並ぶような凄い剣なんじゃ…!?」
「その通りです。1万年前に神々が力を込めた聖剣と、それに次ぐ伝説の神剣となります」とメアリーが冷静に解説する。
「これは……負けられない戦いになりそうだな」




