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世界は恐怖に包まれていった

「大丈夫♪」

とギャルが口を開くと、倒れた勇者がホワホワホワと音を出し身体から光を放ち息を吹き返した。

「自動再生付きなのにゃ♪」

とギャルが笑顔で答えた。

(ちょ……超羨ましい……俺も…)

動揺する強。

再び赤く禍々しいオーラが勇者を包み込み、ニワトリの如く金の美女に襲いかかる勇者。

「お前なんざ朝飯前なんだよ!!このクソあ———」

再び金の美女のボディブローがクリーンヒット。


ザザザンッ【会心の一撃】


9999ダメージ。勇者は倒された。



強はレベルが上がった。


強はレベルが上がった。


強はレベルが上がった。


強はレベルが上がった。


強はレベルが上がった。


強はレベルが上がった。


強はレベルが上がった。


【割愛】


「また?」と強が呆れながら答えるが、一旦考え、再び口を開く強。

「これ繰り返したら俺最強になれるんじゃない?」

強が疑問を投げかけると、金の美女が答える。

「面倒なのでお断りします。次蘇ったら倒さずに気絶させて連れて帰ります」

そのやり取りをつまらなそうに遠目から見るメイド。

「まぁ…メイドにも悪いしな…仕方ないか」

と諦める強。

すると再び勇者が息を吹き返す。

「俺は———」と何かを言いかける勇者だが、金の美女の背後からの一撃で勇者は気絶した。

「あちゃ〜、さすがに金ちゃんには歯が立たないか〜あはは!おもろ!」

とギャルが腹を抱えて笑い出す。

「笑い事じゃありません。というか…なぜあなたが召喚されたんですか??」

と金の美女が問いただすと、ギャルが答える。

「禁断の理を破ったの。彼が」

すると金の美女が動揺しながら答えた。

「まさか…女神様を…?」

「そのまさかよ」

とギャルが言う。

「あの女神様……もしかしてやられたの??」

と強が聞くと、金の美女が答える。

「そのようですね。この世界は時期に滅びます」

「……滅ぶ?どうして?」

と強が問うとギャルが答えた。

「あの人、ああ見えて“世界の創造者“だからね〜、怒らせると怖いのよ」

「怒らせる??倒されたんじゃないの??」

と強が聞くと、ギャルが答える。

「何度でも蘇るわ。姿形は変わるみたいだけどね〜」

「あなたとの冒険もここで終わりのようですね」

と金の美女が答えた。

その瞬間、急に空が雲が覆い始め、次第に無数の雷が落ち、大地が大きく揺れ出した。


「なんだなんだ!!」

さすがにビビる強。

「というか!急にお別れなんて、聞いてないぞ金の美女!」

と強が強く問いただすと、金の美女が答える。

「これは逃れることのできない定め。短い間でしたが、楽しい時間でした。ありがとう強」

と金の美女が答えると、金の美女とギャルの体が光に包まれ、宙に浮き上がり、そのまま泡のように姿を消していった…。

メイドが強の元は走ってきた。

「とりあえずここは離れましょう!」

と言ってテレポートを使った。


目を開けるとオッパイノ王国まで戻ってきた。

王様の元へ駆け寄ると、メイドが状況報告をした。

強は酷く落ち込んでいた。短い時間であったが、間違いなく強にとって金の美女との時間はかけがえのない時間だったからだ。

状況をメイドから聞いた王様が口を開く。

「そうか…お主も辛かっただろう。だが、このまま世界が沈むのを黙って見てる訳にはいくまい。我々人間達の力を結集して、この世界を救おうじゃないか!!」

王様は力強く皆に語った。


するとそれを聞いていたメイドや兵士達が力強く返事をする。

強もそれに影響され、不思議と気持ちは落ち着きを取り戻していた。

自分にできる事は何なのか、それを探すことにした。

荒くれた大地、海は干からび空は暗闇に包まれたまま、朝日がさす事はなくなっていた。無限に落ち続ける稲妻。そして定期的に揺れる大地。

世界は恐怖に包まれていった。


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