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は?なんで?

オッパイノ王国帰還。


王様が嬉しそうに強一行を迎えた。

「よくぞ無事に勇者を捕らえて戻ってきたな。本当によくやった!」

とにかく嬉しそうだった。

「大した事ないですよ。ちょっと本気は出しました。正直」

とロープに縛られてただけの強が自信満々の表情で言う。

「王様に喜んでもらえて光栄でございます」

金の美女は礼儀正しく答えた。


「とにかく今日は王国内でゆっくりと身体を休ませてくれ。おいメイド達に彼等をもてなす準備を」

王様は俺達を盛大に労ってくれた。

その日は王国内部でお祭り騒ぎだった。結局捕えられた勇者がどうなったのかは分からないが、あまり考えないようにした。

正直、勇者が言っていた事と、現実に起こっている事の矛盾は感じだが、そこは俺が出る幕ではないと思った。ただ、気掛かりなのは、金の美女の正体だ…。

まぁそれも大した問題ではない。これは俺の第二の人生であり、その始まりでもある。

前の世界での人生についてはあまり記憶もないし、興味もないが、今の俺はこっちの世界を満喫して最高に謳歌したいと心から思っている。

ただ……それだけだった———


翌朝、事件は起こった。

城内で兵士達の大きな声が鳴り響く。


「勇者が逃げたぞーー!!」


勇者の逃亡。城内の地下に設置された監獄。牢屋の檻には人間の力では決して破壊することのできない“ヌブラ“という宝石が使われた柵が使用されているという。

「王様、私達が再度捕まえて参ります。御安心を」

と金の美女が王様にいうと、王様は頷きながら答えた。

「うむ……頼んだぞ!」

王様は少し悲しげな表情だった。


早々に王国を後にした強一行。

メイドも再び力を貸してくれることとなり、改めて3人の勇者を探す冒険が始まったのだ。

「とは言っても、何の手がかりも無しだよなぁ。さすがに同じ所にいるって事は無いだろうし」

と身の入らない台詞を言う強。

「手がかりはあります」

と金の美女。

「どんな手がかり?なんで?」

「私は一度攻撃した相手の位置情報を体が記憶できる体質なのです」

(落ち着け……消化しろ。もう驚く事は何もない。そうだろ!俺!)

「良いね。それ」

冷静に強が答える。

「はい」

冷静に金の美女が答える。

「それじゃさっそく、その記憶した位置にメイドのテレポートで飛ばしてもらおうぜ」

「かしこまりました!」

とメイドが活き活き答えると、金の美女が詳しい位置情報をメイドに伝えて、それを元にテレポートを唱えた。

光と共にその場から消え去る強一行。

テレポートした先は、焼け果てた荒野、そこに佇む1人の女性。後ろには綺麗な泉が広がっていた。

「早かったな」

勇者が口を開く。すると、金の美女が少し動揺した雰囲気をしている。

「まさか…」

と金の美女が言うと、勇者の背後から現れたのは銀色の髪のギャルだった。

「お?ひさ〜金ちゃん!元気だった〜??」

元気良く話すギャル。

それを聞いてため息混じりで、目を閉じながら頭を抱える金の美女。

「えっと〜、まさかこの子って……泉の女神の選択に出てきた金の美女とは別の、もう一つの選択の子??」

と強が伝えると、勇者が口をニヤリとさせながら答える。

「目には目をだ。人の力が通用しないのであれば、俺も同じ力を利用するまで!」

と自信満々の勇者。

「いけ!!ギャル!!」

と指示を出す勇者。

「は?なんで?」とギャルが逆らう。

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