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 責めが甘い、もっとこうしろやといったご意見ご感想はマジで欲しいので皆さんよろしくお願いします。


「どう?落ちついたかな?そろそろ次いくよー」

「ころして、ころして、ころして」

「そんな勿体無いことするわけないじゃないか。折角の一人目の拷問なんだ!じっくり楽しまないとね!」

「わたしから、なにをききたいんですか」

「なにをって、別に何も聞きたいことなんか無いさ」


 わけ分からんことを言っている奴は放っておき、壁に二つ、釘を打ち込む。間は少しあけ、長さは五センチほど残しておく。


「よし、準備完了だ。お前、こっちへ来い。殺してやろう」


 鎖を外してやり、こちらへ歩かせる。


「しねる?しねる?やったやったえへははは」

「あっはっは、もちろん嘘さ。時間魔法発動」


 女に時間魔法で、歩いたという行動を保存しながら、歩き出す前まで時間を巻き戻し、停止させる。


「えーと、四メートルくらい歩かせたから、よいしょっと、このくらいかな」


 壁に打ち込まれた釘の三メートル前まで女を持ってきた。もう後はやることは一つだ。


「ほい、時間停止解除」

「しねる?しねる?や......え?」


 時間魔法をかけられた女は壁に向かって歩き出した。四メートル進むまでは、もう戻ることは出来ない。


「か、からだが、いうことをきかない?な、なんで?なんで?」

「ふふふ、あと二メートルだね」


 どんどん壁に近づいていく。


「あははー!なんでーなんでーいうことをーきかないのー?あええッヘヘッヘヘー」


 あと一メートル。


「なんでーなんでー、あれー?なんかささってるよー?」

「ああ、あれは釘だよ」

「くぎー?くぎー!くぎーくぎーなんでー」


 あと三十センチ。


「なんでー、あれーくぎがめのまえにあるよー」

「ああ、そうだね」


 あと十センチ。


「あれー?このままだとーささっちゃうよー」

「ささっちゃうねー」


 あと一センチ。


「なん、でー?なん、でえぇぇうっうあっうああああやめ、やめてやめてやめて」

「あれ?狂ったふり終わり?何だよーやるなら最後までやり遂げろよ。本当に狂えるわけないんだからさ」

「もうやめて、殺して、痛いのやだ痛いのやだ痛いッ」


 プツッ。壁に打ち込まれた釘が女の両目に突き刺さる。


「ウウウウウッッウッウ」

「ちょっと早すぎるかな?スローにしようか」


 時間魔法で、歩くスピードを遅くしてやる。ああ、もちろん意識はそのままでね。一分で全部刺さり終わるくらいにしようか。


「どう?痛い?まだ神経までいってないから痛くないと思うんだけど、どうかな?」

「ウッウッウッウ」

「あ、左目ちょっとずれちゃった。黒目じゃなくて白目に刺さっちゃってるよ。しかも釘もまっすぐ刺さってないや、ごめんなー」


 じわり、じわりと釘が目に刺さっていく。まだ痛くはなさそうだな。分からんけど。刺したことないし。刺したくもない。


「ッッギイッギッギギッ」

「おおー、痛くなってきたか!何でだろうな、視神経に当たったからかな?筋肉に当たったからかな?あー、理科の授業でやったんだけどなー、細かいのは忘れちゃったよ」

「ギアアアアアッアアアッ」

「ふふっ、それにしてもお前鳴き方が多彩だなあ。拷問受ける才能あるよ」

「ギャアアアアッ」

「ほらほら、もうちょっと!もうちょっとだ!よし、よし、そのままそのままー。......よおっし、いったー!全部いったー!」

「グッククッグククックッウゥッ」

「さああと一メートル分、その場歩きだ」

「ゥゥゥ」

「しかし、ここから目玉がどうなってるか見られないのは残念だなあ、ちょっとそこが惜しいか」

「......」

「歩く時上下に振動してるからぐっちゃぐちゃになってるはずだけど......どうなんだろな」


 四メートル分歩き終わり、女はその場に力が抜けたように崩れ落ち......なかった。釘が眼孔に引っかかったのだ。


「アガッ、アッアアアアアッ」

「あはっ、あっはははははは!これは予想外だ、っははは。おいおいー大丈夫かー」


 必死にもがけばもがくほど、痛みは増し、焦り、取れなくなってしまっている。あと左の釘が曲がってるのも取れにくい一因となっているな。素晴らしい。


「しょうがない、今助けてやるよ」

「ガッ、ガアッ、ガアアアッ」

「そう喜ぶな、えー、確かこの辺に。あったあったこれこれ!」


 じゃーん。木の棒ー。特に変哲も無い普通の木の棒だ。何かに使えるかなーとは思ったが、本当に使うとはな。


「じゃっ、今から助けるねー」

「ガアアアッ!ガッアアアア!」

「よいしょっ。ここら辺かな?せーのっ」


 ゴンッ。振り下ろされた木の棒は見事女の頭へ直撃。釘は曲がり、眼孔はひび割れ、女は床へ叩きつけられた。


「ァァ......」

「あーあ、死にかけちゃった。大丈夫かな?まあ、死んだところで時間魔法で直せるけど」


 あ、そうだ。目玉がどうなってるか見ないと!えー、どれどれ。おー!ぐちゃぐちゃだ。ちょっと飛び出してる。うーん、でもなあちょっと血だらけすぎてよく見えないのが残念だ。


 あ、もう一つの案としては釘をもう少し長くして木の棒で後頭部を振り抜いて脳を貫通させるってのもあったんだけど、それだと即死だろうし、拷問っぽくないよなあ。


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