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時間魔法はチートだった

気がついたら異世界にいた。

こう言う他はない。ただいつものように登校していた途中でいきなりここに転移されていたのだ。


なぜ異世界にいるのが分かるかと言うと先程目の前をゴブリンが通り過ぎるのを見たからである。これが異世界でなくて何だと言うのだろうか。


さて、こんな森の中に居てはいつか殺されてしまうな。とりあえず人がいる場所まで辿り着かなくては。


適当に歩き始めて三十分が経っただろうか。

少し疲れを感じ始めた頃、背後から草をかき分ける音が聞こえた。何かいる。

すかさず俺は逃げ出した。逃げながら後ろを見ると小振りではあるが灰色の狼が追ってくるのが見えた。


殺される。そう思った俺が思いついたのは魔法の存在だった。こういう異世界転移の場合大抵は魔法がセットの場合が多いからだ。ステータスオープン!と叫んでも何も起こらない。火、水、風、光、狼を倒せ、召喚!と叫んでも何も起こらなかった。焦ってたまらず後ろを向くと、枝に引っかかって転んでしまった。


もう終わりだ。飛びかかってくる狼の姿が見えた。避けることは不可能だ。嫌だ。食べられたくない。死にたくない。いっそこのまま時間が止まってしまえばいいのに...。


そう思った瞬間、時間魔法が、発動した。

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