第三話[友達]後編
GM:時刻はお昼の12時40分。あなた達はシエルを追いかけ外に出たがそこにシエルの姿は無かった
ノア:シエル...どこへ行ったんだ...?
マクア:手分けして探すか
ノア:そうね、15分後にここで集合って事で
マクア:ああ、分かった。
GM:では何処を探しますか?
ノア:私は女子寮を探す
GM:おけ、マクアは?
マクア:俺は自分の教室に行ってみるわ
GM:了解っす、それじゃマクアからやっていくか
マクア:おけ
GM:マクアは急いで教室へ向かう。
教室のドアを開けると数人の生徒がいますね
マクア:シエルは?
GM:シエルの姿はありませんでした
マクア:皆に聞くわ。シエルを見なかったか!
男子生徒A:シエル?いや見なかったけど
マクア:ここには来なかったか?
男子生徒B:教室には来てないぜ?
何かあったのかー?
マクア:そうか、いや、何でもないんだ
ここに来たら俺に知らせてくれ
男子生徒B:ああ、わかったよ
マクア:次は...あっ───
GM:ではノアのシーン行きましょ
ノア:女子寮に生徒はいる?
GM:いますね~どうやら寮でお弁当を食べる生徒がいるらしくそこそこの人数がここにいますよ
ノア:じゃ、そこら辺の子に聞く。シエル見なかった?
女子生徒A:シエル?誰それ?
女子生徒B:ほら、あの噂の子だよ
女子生徒A:ああ~別に見てないけど?
ノア:.....そう。そのまま自分の部屋に向かう
GM:はい、では部屋の中へ入りますがシエルの姿はありませんでした
ノア:シエルの机とかある?あるならちょっと引き出しとか開けて見てみる
GM:(ふむ...特にここには情報は無いけど、少しだけ出してみるか)机はもちろんありまっせ、引き出しを開けると言うことでいいですか?
ノア:開けるよ
GM:では引き出しを開けると、そこにはビリビリに引き裂かれた教科書やノートがあった
ノア:これは...
GM:手に取って見るとノートなどには文字が書かれていました
ノア:内容は...?
GM:「死ね」「ゴミ」「忌み子が」「ここに来るな」「ゴミはゴミらしくゴミ箱へ」「臭い女」「母親殺し」「人殺し」「犯罪者」などの暴言の言葉が一面にびっしり書いてますね
ノア:ひどい.....
GM:シエルはこの学園でイジメを受けている、そう気づきノアは怒りを覚える、しかし今はシエルを探すのが先だと思いこの気持ちを心の奥へ閉まった
ノア:シエル...早く探さないと!でもどこへ.....あっ─────
マクア:まさか
ノア:シエルは
ノア&マクア:(屋上に...いる?)
GM:では2人とも次の行動を決めてください
2人:屋上へむかう(ぜ)
GM:.....はい、ではノアとマクアは屋上へ向かう。階段の前で2人は合流しますね
マクア:おっノア
ノア:マクア、これ見て。と引き出しにあったノートを見せる
マクア:っ!...そういう事だったのか
ノア:もしかしたら…
マクア:急ごう。急いで階段登る
GM:では屋上の扉を開ける。そこに生徒の姿は無い。
ノア:いや、いるはず
マクア:給水塔の上に登ってみる
GM:ではそこには、1人...顔を突っ伏して座っているシエルの姿がそこにはあった
マクア:ノア居たぞ
ノア:シエル!
シエル:来ないで!
ノア:いや行く。抱きつくよ
シエル:っ!?
ノア:ごめんね...
シエル:どうしてアンタが謝るのよ...?
ノア:私はシエルのルームメイトなのに、気付いてあげれなくて...
シエル:見たんだ...引き出し
ノア:うん...
シエル:まあ仕方ないから...あそこに書いてあるのは本当の事だし…
ノア:そんな事────
シエル:アンタに何が分かるって言うのよ!
GM:シエルがノアの腕を振り切る
シエル:アンタにッ私のなにがッ!!
GM:気付くとシエルの目には大粒の涙が流れていた、肩で息をしながらあなた達を睨んでいる。
マクア:シエル!ちょっと落ち着け!
シエル:落ち着けるわけない!あんた達が悪いんだから!私に...優しくするからッ!
私にはそんな資格がないのに...
マクア:忌み子だからか?
シエル:そうよ…私は人を殺したの...産まれて来る時に自分の母親を...
ノア:俺はシエルが好きだ
シエル:またそうやって...お前もアイツら(?)みたいに私を毛嫌ってるんでしょ?
影で笑ってるんでしょ?
ノア:そんな事はしない
シエル:ウソね、こんな私を好いてくれる人なんて...
ノア:違う、そんな理由じゃない、聞いてシエル
シエル:............
ノア:確かにシエルはナイトメアで母親を殺してしまったかもしれない。ナイトメアは産まれたら酷い仕打ちを受けてしまう事も知ってる。この学園で生徒達がシエルを良く思ってない事も感じてた。
お金が無いのも、もしかしたらって思った
そんな仕打ちを受けてシエルは人を信じられなくなった
シエル:............
ノア:でもシエル俺の目を見てくれ、そして感じてくれ。今までの俺達はシエルにとってどんな存在だったかを
シエル:....凄く鬱陶しかった
ノア:うん
シエル:迷惑だった...
ノア:そうか
シエル:一緒にいてて疲れた......
ノア:うんうん
シエル:...でも......嫌じゃなかった...
ノア:俺はシエルのこと友達だと思ってる
でも急に信じてって言っても無理な話だと思う。だからゆっくりでいいからさ、たまにはシエルから話しかけてきてよ
シエル:私と一緒にいると迷惑をかけちゃうわよ...?
ノア:イジメっ子の話しか?そんなのどっからでもかかってこいって話しよ!なっマクア?
マクア:ああ、そうだな。そもそも俺たちはこの学園では不良って事になってるからなw
迷惑なんて日常茶飯事だ
シエル:バカじゃないの...?(ふふ
マクア:バカとはひどいなw
ノア:マクアは元々バカでしょ?
マクア:よしノア裏へ来いよ
ノア:ああ望むところだ
シエル:...本当にバカ...うるさくて...耳が...痛い...
ノア:シエル...と優しく抱きつきます
マクア:俺はその場から離れてタバコ吸う
GM:はい、シエルは静かに涙を流す。
今まで溜めてきた感情を思いを全て吐き出すように。
気づくともうお昼休みが終わり授業が始まっている時間だと気づく。
ノア:(まあ、今日くらいは授業サボってもいいよな…)
マクア:(シエルが学園でそんな思いをしてたなんてな、許せねぇ)タバコをギュッ
GM:そして数分が過ぎた。シエルは泣きやみ頬を赤く染めながら話しかけてきた
シエル:さっきはその…すまなかった...
ノア:別に気にしてないよ、当たり前だろ?
シエル:マクアお前にも迷惑を掛けてしまった...
マクア:さっきも言ったろ?迷惑なんて日常茶飯事だ
シエル:まだすこし...アレだが、お、お前の言う通り...その...
ノア:うん、待ってる
シエル:すまない...
マクア:さて、午後の授業はこのままサボっちまうか~
ノア:だな~六時限目から出ることにしよ
シエル:アンタらいつもそんな感じなの?
マクア:まあな、でも今やる事やらねーといけないからな
シエル:バジィに出された課題のこと?
マクア:そうそう、あっシエルちゃんと放課後グランドに来てもらうぞ
シエル:...無理よ
マクア:おいシエル。場の空気って知ってるか?
シエル:無理なものは無理なのよ...
ノア:なにか出来ない訳でもあるの?
シエル:それは......
ノア:ここまで来たんだから隠し事は無しにしよ
シエル:確かにそうね、はあ...実は私、他の人より魔力がね、極端に低いのよ…
ノア:へぇ~どのくらい?
シエル:そうね、成人男性の1割も満たさないと、おもう...
2人:............は?
マクア:あれ?ナイトメアって魔力そんなに低かったっけ...?
ノア:いやそんな事ないと思う...
シエル:ごめん、私のは生まれつきのものだから
マクア:え、ま、マジかよ
シエル:だからどれだけ魔力を練ってもコントロールまでの域までいかないのよ
ノア:じゃ何で魔法科に?
シエル:入学式の時あの奇妙なミステックがここに入れって言ってきたのよ
ノア:あのローブめ...
シエル:だからあんた達の退学は決定なのよ...黙っててごめん...
マクア:これは、バジィに言った方がいいかもしれないな
ノア:うん、シエルの体質の事を話せばあの先生だって分かってくれるだろ
マクア:ああ、放課後にシエル職員室に付いてきてくれないか?
シエル:別にいいわよ
GM:ではそのような話しをしているとキーンコーンカーンコーンの鐘が鳴り響きます
どうやら五時限目の授業が終わったようです
ノア:お?じゃ教室戻るか
2人:ぐぅ~~
マクア:あー腹減ったな...
ノア:そう言えばお昼あまり食べてなかった...
シエル:ご、ごめん
GM:さて困ったことになりましたね
マクア:まさかシエルの魔力がそんなに無いだなんてw
ノア:ホントよ!もうこれはバジィを何とか言いくるめるしかない
GM:あんなに啖呵切った2人がバジィ先生に頼むなんて、考えただけで腹がw
2人:シエルの設定考えたのお前だけどな!
GM:すみませんでしたぁ!