第二話[勝者と敗者]前編
GM:第二話をやるぜぇ!
マクア:まってましたぁ!
ノア:さあGMよセッションをはやく!
GM:ふふふ、準備は出来てるようだな...今回はいよいよあの先生が登場する!
マクア:よし戦闘だ
ノア:こてんぱんにしてやんよ
GM:いやwしばらくは戦闘はしないからねw
2人:(・д・)チッ
GM:現在時刻は朝の8時30分。あなた達は2日目の朝を迎える、そう今日から授業が始まるのです。朝食を食堂で食べ終わり、教室に向かったノアとマクアは駄弁っていた
ノア:はあ...(泣
マクア:どうしたノア?
ノア:聞いてくれよマクア...私は昨日可愛い子ちゃんが居る部屋に向かったんだ...でもそこには誰も居なくて私はひとり寂しく枕を濡らしながら寝てたんだよ(泣
マクア:お、おう。そうか残念だったなw
ノア:今日こそはルームメイトと寝てやる
マクア:頑張れw
GM:2人がそのような話しをしていると教室のドアがガラガラと開く
エフ先生:はーい皆さんおはようございま~す!
全員:おはよーごさいまーす
エフ先生:今日から授業が始まります!皆さんの明るい未来のために精一杯勉強がんばって下さいね!
一時限目から四時限目は体育なので各自着替えてグランドに集合してくださいね~
GM:そう言いエフ先生は教室を出ていく、それに便乗して男子生徒が空き教室へ着替えに向かう。女子生徒は移動せずここで着替えのようです
マクア:ほんじゃま、着替えに行きますかね
ノア:だな、それじゃ後でな
マクア:おう
GM:ではマクア。貴方が空き教室で着替えてる時、生徒達がこのような話しをしているのを聞いたぜ
マクア:耳をすましながら着替える
男子生徒A:はあ、体育めんどくせーな
男子生徒B:は?なんでだよ?俺は早く体動かしたくてウズウズしてるぜ
男子生徒A:いや俺も体育が嫌いなわけじゃないけどよ...
男子生徒B:なんだよどうしたんだ?
男子生徒A:実は、体育の授業を指導するのがあのバジィなんだよ…
男子生徒B:え!?半年で1年のクラスを8割退学にさせたって言うあの鬼のバジィか!?
男子生徒A:バカ声がデケェよ!。そうそう、あの血も涙もねぇ教師が指導するんだぜ?それだけで気が滅入るわ...
男子生徒B:そうだな...はあ最悪だ...
マクア:その話は本当か?と声をかける
男子生徒A:え?ああ、おう本当の話だ
マクア:ほーうそうか、なら全力でやらねーとな
男子生徒B:マクア今の話し内緒にしてくれよ?
マクア:さあ~どうだかな~w
男子生徒B:あ、てめぇ!絶対に言うんじゃねーぞ!?
マクア:ほら早く行くぞ。と言いそいつらの首根っこ掴んでグランド行くわ
GM:ひでぇw
マクア:どやw
GM:まったくよw
ではノアのシーンです。ノアの教室でもその噂で持ちきりですな
ノア:まじで?
GM:マジです
女子生徒A:私あの先生嫌いなのよね~
女子生徒B:分かる分かる、バジィって偉そうよね
女子生徒A:何様って話よ
女子生徒B:ね~シエルはどう思うよ?
GM:女子Bがその名前を呼ぶ、そこそこ長身でロングの白髪の女の子です。
しかしシエルは女子Bの話しは無視してそのまま教室の外へと出ていってしまった
女子生徒A:うっわ、シカト?マジないわ
女子生徒B:アイツ入学式から無愛想よね、どうせ私達みたいな底辺の者達とはつるまない的なアレなんじゃない?
女子生徒A:最悪...死ねばいいのに...
ノア:そんな事言ってんの?
GM:はい、言ってますね
ノア:ちょっとあんた達。と声をかける
GM:(ほう、絡んだか...ならここは)
女子生徒B:あれ?ノアじゃーん!
女子生徒A:あんたが声かけてくるなんて珍しいじゃない?
ノア:ちょっと今のは無いんじゃない?
女子生徒B:え?あっもしかしてシエルの事?
ノア:流石に言い過ぎでしょう?
女子生徒A:はあ?どう考えたってアイツが悪いっしょ?せっかく話しかけて上げてるのにさシカトすんのよ?
女子生徒B:酷いよね~ノアもそう思うでしょ?
ノア:まあ確かに無視するのは良くない事だけど、なにか訳があると思うしね
女子生徒A:まあ私達はどうでもいいけどね
女子生徒B:絶対に友達に慣れたいタイプだしw。それじゃ私達行くね~
GM:2人は外に出ていった
ノア:腹立つわ~って思いながら私も外に出るよ
GM:おけよw
ノア:ヤバイマジで腹立つ!
マクア:銃で撃ちたくなったわw
GM:まあまあ学生にはこんなタイプもいるでしょ?w
ノア:1話の最後マスターシーンの時に出てきた女の子がシエルちゃん?
私のルームメイト!?
GM:さあ~そこは分かりませんね~w
マクア:後はバジィ、入学式の時に屋上であった先生だよな
GM:そうそう、あの先生よ
ノア:生徒からも結構嫌われてるのね
マクア:うん
GM:さて、そろそろ再開するぜ
2人:了解~
GM:あなた達がグランドに揃うと、中央にひとりの女性が仁王立ちしていた。
その姿にノアとマクアは見覚えがある、入学式にあなた達が屋上で出会ったバジィ先生です
バジィ先生:揃ったな、だが4名は1分12秒の遅刻だ。今日は初日で大目に見てやるが、次私の授業で遅刻したものにはこの学園から出ていってもらう。
覚えておくように
GM:その言葉で全員がざわめく、その言葉には「こんな事で?」「たった1分だろ?」「どうせ冗談だろ?」と言う生徒の声が聞こえてくる
バジィ先生:6名の生徒、無駄な私語により減点だ。次私の許可なく喋った者は減点対象とする
GM:バジィ先生がそう言うと周りの生徒はピタッと静かになりました
顔の表情からはめんどくせぇ、最悪だ...などと言う感情が見てわかります
ノア:おうふ
マクア:マジかw
GM:まあこれで生徒達が嫌がる気持ちも分かったでしょうw
ノア:これはアカンわ
マクア:エフ先生が言ってたのはこの事ね
確かにこれじゃ残る者も残れんな
GM:そんじゃま、バジィ先生の授業が始まります
バジィ先生:では授業を始める、私の授業では主に基礎体力と魔法の知識を中心に教えるつもりだ。
何か質問はあるか?
ノア:はい。魔法使いに体力は必要なんですか?
バジィ先生:では質問を質問で返そう。ノアよお前にとって魔法使いとはなんだ?
ノア:えっと、味方を後方で支援するですかね
バジィ先生:それは味方がいた場合の話しだろう?もし1人だったらどうするつもりだ?
ノア:それは...
バジィ先生:魔法使いにとって単独での戦闘は死を意味する、相手がもし近接攻撃だった場合魔法使いは回避を行うことは出来ない
そのもしを防ぐための基礎体力のトレーニングだ器用、敏捷、筋力は鍛えておいて損は無い。まあ早死したい者はそれでも構わんがな
ノア:分かりました
バジィ先生:質問タイムは終わりだ、ではまずお前たちには魔力のコントロールをしてもらう
マクア:コントロール?
バジィ先生:魔法使いは魔法を発動するとその魔力で敵に察知されてしまう恐れがある。
そのため極力自身の魔力量を抑えなければならない。
言ってる分には簡単だがこれはかなりキツイ
長時間水泳で泳ぎ続けるのと同じ体力を消耗する。
これは冒険者にとって基本中の基本だ
今から3時間、自身の魔力量の半分以下まで留めておけ。それが出来ない奴はその時点で退学とする、では初めッ!
GM:その言葉で生徒たちがざわめく。
バジィの号令合図でそれぞれが実践し始めた
マクア:これ何か判定とかある?
GM:そうですね、魔力の半分なのでMPの半分の値で振ってもらおうかな
マクア:おけ、俺のMPは10だから5かな?
ノア:私は26あるから13
GM:ではその値で2d6で振って下さい、ノアはファンブルしない限り成功です
マクア:ああw8がでたw
ノア:私は6で成功
GM:ではノアはこの課題をクリアするでしょう。30分でクリアしたってことで
ノア:さすが私w
GM:マクアは上手くコントロールが出来ず手こずるって感じかな、一時間が経過する。
もう1回マクアは再判定を行ってください
マクア:お、おけい...おっ!5が出たw
GM:ギリギリ成功ですなw
ノア:さすがマクアさんw
GM:ではマクアもやっているうちにコツを掴みはじめてきたようで2時間でクリアする事が出来た。2人はこのままいけば3時間で課題をクリアする事ができるでしょう
ノア:確かに結構体力使うな…
マクア:ああ...かなりキツイが何とかなったな
バジィ先生:ほう、マクアとノアは楽々と言う感じだな
マクア:まあな、こんな所で躓いてられるかよ
ノア:けっこう疲れるけどね
バジィ先生:どうやら今年の1年は一味違う様だな
GM:2人に便乗して他の生徒たちも次々と課題をクリアしていく。
そして2時間40分が経過した頃事件が起きる
男子生徒:ふっ、ふんっ!(シュ~
女子生徒:ううんっ!はあはあ...(シーン
バジィ先生:ここまでか
GM:残り20分に差し掛かった時、生徒の半分がまだ魔力のコントロールをクリア出来ずにいた
?なぜじゃ!なぜできんのだ!
?はあ...やっぱりダメか...
バジィ先生:この世には勝者と敗者が存在する。この時点で出来ないものは負け組という事だ、どれだけ頑張って努力してもその差は歴然
マクア:まてよ先生。と声をかける
バジィ先生:なんだマクアよ?
マクア:流石にそれは酷いんじゃないか?いくら基本の事とはいえ、たった3時間でやれって言うのはいくら何でも短すぎると思うんだが
バジィ先生:確かにそうだな、3時間でこの程度も出来ない弱者はいない方がマシだ
ノア:出来ないって決めつけないでくれないか?
もう少し時間があれば出来るかもしれないじゃない
バジィ先生:ほう、時間があれば出来る。そう言ったのかノア・ゴールド?
ノア:ああ
バジィ先生:.......。いいだろう、ならばお前たちにチャンスをやる、3日だ。3日で残り全ての生徒たちがこの課題をクリア出来たらコイツらの退学は無しにしてやろう
マクア:3日か十分だ
バジィ先生:ただし。3日で半分の生徒が1人でもクリア出来なかった場合、その時点でお前たち2人の首も飛ばす
ノア:別にいいわよ、受けて立とうじゃない
バジィ先生:せいぜい足掻くがいい、では今日の授業は終了だ
GM:バジィはそのままグランドを後にする
マクア:あっバジィと話すことって出来る?
GM:おっ別に構わんぜ?
マクア:バジィ、ちょっといいか?
バジィ先生:先生と呼べ、減点にされたいか?
マクア:まあ別にいいじゃねーか、聞きたいことがあってよ
バジィ先生:なんだ?私は忙しいんだが?
マクア:いや、どうしてそんな厳しいのかなって思ってな
バジィ先生:どういう意味だ?
マクア:生徒たちがアンタに対する噂知ってるんだろ?
バジィ先生:そんな話か下らん
マクア:何か理由があるんだろ?
バジィ先生:ふん、ならはっきり言ってやろう。私はお前たちのような者が嫌いだ、冒険者などと夢に憧れる下らない妄想を抱いている者達がな
マクア:先生とは思えないセリフだな
バジィ先生:それでも構わんさ、お前たちが早くここから出ていくことを楽しみにしておくのも一興だ
マクア:そうかい、まあ俺たちの我儘に付き合ってくれてあんがとな
バジィ先生:ふん、もういいか?次の授業があるのだが
マクア:ああ、悪いな。約束忘れないでくれよ
バジィ先生:約束したつもりはない
GM:バジィ先生はその場を去っていった
マクア:さて、3日しかない。できる限りの事はやるか、ノア手伝ってくれるんだろ?
ノア:そもそも私が言い出した事だしね、あのセンコーにギャフンと言わしてやりたいし
マクア:だなw
よし、出来なかった生徒はこの場に残ってくれ
ノア:課題をクリアした生徒たちは教室に戻っても大丈夫だから
GM:その掛け声でこの場に課題をクリア出来なかった者15名が集まった。クリアした生徒は教室へ帰っていったよ
そして1人の男子生徒が話しかけて来た
?:す、すまんのぉ...ワシらのせいでお前たちに迷惑をかけてしまったわい...
マクア:ああ、気にすんな。俺たちが勝手にやった事だしな
?:だが、ワシらが出来なければお前たちも退学にさせられるのじゃろう?なぜそこまでして...
ノア:気に食わないのよね、あの先生が言った言葉が、出来ないって勝手に決めつけて何もせずに退学ってさ
マクア:だな、ノアの言う通りだ。俺たちが出来るって所をバジィに見せつけてやろうぜ
?:お主ら...分かったわい!どこまで出来るか分からんがやれるだけの事はやってやるわい!
マクア:おう!その意気だ!。そう言えば自己紹介がまだだったな、俺はマクアだ
ノア:私はノア
ビック:ワシはドワーフのビックじゃ!
これからよろしく頼むわい!
GM:バジィ先生...厳しすぎィ
ノア:ホンマそれな、体育の時間でキャラロスしてまうわ
マクア:たしかにw
GM:まあそんな事より3日で半分の生徒たちの課題をクリアする事は出来るのかい?
マクア:なんとかなるっしょw
GM:うわぁまさかのノープランですか
ノア:そこは、ねぇw
GMが何とかしてくれるでしょ?w
GM:言い出したのは君たちなのにw
2人:期待してまーすw
GM:ナンテコッタイ\(^o^)/




