表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リアル牧場物語  作者: ウッシー
4/7



「ヴェーーーーーーーー!!!!」



細長くて固いチューブを子牛の喉に突っ込んで流し込むのだ。



その間は、暴れないように子牛の上にまたがって首が下がらないように支えながらもう片方の手で人間の何倍もあるような哺乳瓶を持ってチューブに流し込む。



子牛はもちろん苦しいから暴れるし、生まれたてとはいえ力もかなりあるから、本気で押さえ込まないと飲ませ続けられない。



「ベー、、。」



終わる頃には、わたしも子牛もヘトヘトだ。



「よしよし!よく頑張ったね!もう終わりだよ。ごめんな。」



最後にもう一回タオルでゴシゴシ拭いてやる。少し怯えられてるのは気のせいだと思いたい。



「お前のためなんだよ」



通じないけど、つぶやいてみる。

あー、涙出そう。



唯一助かったのは、もう一匹が大人しく乳を飲んでくれたことだ。



前半戦終了。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ