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一日目

忙しい毎日に追われ、ただ仕事をする


そんな日が何年続いているだろうか



・・・まだ2年か






何も変わらない日々、刺激も発見もない


これが大人になったってことなのかな



・・・心は子供、身体は大人





                                  

そんなコンクリートジャングルに住み始めて6年目の成人男性こと、山下ヤマシタ ユウの物語?










8月に入り盆は久しぶりに実家で過ごすことになった、というのも


母親からの熱いラブコールがあったからだ



・・・ラブ?




そこまで言われたら仕方ない。先祖の顔は知らないが、あなたがいたから今の俺がいる理論で


里帰り決定





飛行機のチケットが残念ながら取れず

新幹線で移動すること約7時間



高速道路はあっても光速道路はないんですか!




と意味不明なことを叫びたい衝動を押さえつつ


なんとか着いた我が実家・・・懐かしい




おっと、いつまでも感傷に浸ってる場合ではないな


さっさと入るか




ガチャ


ガチャガチャ





ピンポーン


ピンポンピンポーン




ガチャガチャガチャピンポーンガチャガチャガチャ



留守か!?




そういや帰るとは言ったけど、帰る日は言ってなかったな


くっそー俺のバカ〜




・・・


・・・


・・・「てい」ガン!(蹴った)



ガタン(中から)




居留守か!?






「おーいオレオレ」



シーン





ま、まさか


詐欺と勘違いっておい





「俺よ、優よ」





ガチャリ


「なーんだ優か、しつこい勧誘かと思ったわ」


「なーんだとは何よ!あんたが帰って来い言うたんやろ!」




バチーン(頬を張られる)


!!!




「痛っうゥゥ」


「親に向かってあんたとは何!」



            

あんたこと俺の母親、名を小春コハル


こういう小さいことに以上に敏感、いや過敏に反応する




「・・・はぁー、ああ悪かったね、もうさ家入れて」





感動の対面とはほど遠い対面が終わり


なんとか家に入ることで安堵したのもつかの間




「料理する?お風呂掃除する?」



「・・・予想外のお言葉に感服!、ご飯にする?それともお風呂?だろ」



「いやーごめんね、まだどっちも準備中で」






せっかく帰って来て、こき使われてはたまったもんじゃない


走って二階に上がりながら階下へ叫ぶ


ドタドタ「寝るゥゥゥー!」





逃げ切った!と階段を上りきる前に


階下から


「今、布団干してるゥゥゥー!」






くるっとターン

「外に出かけてくる!」





車の鍵を手に取り一目散に外へ


エンジンをかけ、車が走りだすと同時に








・・・布団なくても寝れるなと思った


苦笑でもしていただければコレ幸い

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