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38【人物・用語紹介】

主要な登場人物のプロフィールをまとめてみました。

人物紹介


   ―――領主邸――――


・メルフィーナ・フォン・オルドランド

旧姓メルフィーナ・フォン・クロフォード

主人公。

王国南部に大領地を持つクロフォード侯爵家の長女

出生時のトラブルと両親に似ていない容姿のため

家庭内で疎外されて育ち、結婚可能な年齢になった途端

政略結婚として北部のオルドランド家に嫁がされる。

転生者で今生きている世界が前世でプレイした

雑学系乙女ゲーム「ハートの国のマリア」の世界であり

自分がアレクシスルートの悪役令嬢であることを思い出す。


努力家で気位が高く、非常に愛情深い反面、愛されることに

慣れていないため人に好かれている自覚が乏しい一面がある。

金髪緑眼。貴族らしい青白い肌と整った顔立ちをしている。

魔法属性は風。

16歳(登場時)



・マリー

メルフィーナの侍女であり、後に秘書になる。

切れ長で涼し気な目もとをした美少女。

仕事に忠実で冷静な性格という北部の人間の特徴を

持っているが、メルフィーナの秘書になってからは

やや表情が柔らかくなった様子。

アレクシスの異母妹であり前公爵の私生児。

光の加減で銀に見える淡い金髪と薄水色の瞳をしている。

16歳。

魔法属性は氷。



・セドリック・フォン・カーライル

宮中伯にして騎士団をまとめているカーライル伯爵家の

三男。

ハートの国のマリアの攻略対象の一人。

ゲーム内では王国騎士団長だったが、現在はオルドランド家の

騎士団に所属している。

真面目で堅物、思いつめやすい性格をしている。

土色の髪と茶色の瞳。20歳。

魔法属性は地。

頑固で変化しにくいけれど懐は深い。



元人足の3人組

・ラッド 20代後半

最年長で領都や王都に買い物に出ることが多いので留守がち。


・クリフ 20代前半

オールマイティーだが器用貧乏。領主邸では馬の世話や屋敷の

管理をしたり、マリーが村に出る時は補佐についている。


・エド 12歳

雇われた初期は掃除や雑用、メッセンジャーなどをしていたが、

料理の「才能」があるらしく、最近は領主邸の

料理番も務めるようになっている。




   ―――公爵家―――


・アレクシス・フォン・オルドランド

メルフィーナの政略結婚の相手であり、ハートの国のマリア

において攻略対象の一人。

非常に冷徹で自分にも他人にも厳しく、人を寄せ付けない

気難しい性格をしている。

氷の彫像のように整った顔立ちと、北部領主として強い

魔力と戦闘力を有している。

北部の貴族によく出る青灰色の髪と水色の瞳。

五年前に公爵位を継いだ25歳。

魔法属性は氷。

冷静で冷徹だが、脆い一面もある。



・オーギュスト・フォン・カーライル

騎士爵位持ちのオルドランド家の陪臣。

騎士としては不真面目な態度だが、間諜としても

有能でアレクシスの腹心の部下であり幼馴染兼護衛騎士。



・ルーファス

オルドランド家執事。アレクシスが遠征に出る時は

家政を引き受けている。

オルドランド家に女主人が来てくれたらと夢見ている。



   ―――エンカー村―――


・ルッツ

エンカー村の村長。

腰の曲がった老人で、過去の経験から貴族恐怖症。

68歳。


・フリッツ

ルッツの息子。40代くらい。

実質的なエンカー村のまとめ役。


   ―――農奴の集落(後、メルト村)―――


・ニド

農奴の集落のリーダー。

現在はメルト村村長。


・エリ

元商家の生まれ。裕福な農家に嫁に行ったが

結婚相手が賭け事で土地を手放し小作人→

賭け事を止められず農奴に落ちた。

エンカー地方で働き始め、ニドと再婚。

読み書きと簡単な計算も出来るので

現在は通いで領主邸のメイドをしている。


・ロド

ニドとエリの息子。

メルフィーナを慕っている。

計算系の「才能」を持っている気配がある。


・レナ

ロドの妹。まだ幼く舌ったらずなしゃべり方をする。



   ―――職人―――


・リカルド

大工の親方。


・エディ

リカルドの弟子。


・ルイス

エンカー村に移住してきた陶器職人。


・ロイ&カール

エンカー村に移住してきた鍛冶職人。



   ―――教会・神殿―――


・神殿

女神信仰の教義を掲げ

怪我の治療を行う「治療魔法」が得意。

出産のケアもしてくれるので、都会・田舎に

関わらず、神殿で生まれた子供も多い。


大きな町には神殿、地方には修道院を持ち、

酒造や製菓、乳製品の開発・販売、本の編纂など

生活に根付いた技術の開発や発展を支えている。

貴族や有力な商人の支援を得て潤沢な予算で

豊かな暮らしをしている修道院も少なくない。


研究をして暮らしたい貴族の子が自ら入ることもあれば

罪を犯したけれど正式に裁きにくい貴族の子女の

身柄を預かることもある。



・教会

男神信仰の教義を掲げ

病気の治療を行う「回復魔法」が得意。

冠婚葬祭を取り仕切っていて正式な結婚は

教会の神父の立ち合いのもと、神に婚姻を誓うことで

成立する。


行事を執り行うたびに高額の寄付金を要求するので

神殿に比べると評判は芳しくない。


建築・芸術といった文化を支援しており、大聖堂や

天井画、彫刻などの芸術品は教会が所有していることが多い。




   ―――地名など―――


エンカー地方

フランチェスカ王国北部、オルドランド領地の中でも

最北端に位置する開拓地域であり、ほぼ陸の孤島。

さらに北にはモルトルの森と呼ばれる大森林が広がって

いて、その向こうは隣国のルクセン王国につながっており、

国境線の役割もしている。

魔物が出るので街道を造ることが難しく、開拓村の

人間で少しずつ切り崩している。



エンカー村

初期開拓団が作った村。人口200人余。

メルフィーナが暮らす領主邸もここにある。



元農奴の集落(メルト村)

暮らしていた農奴が自由民に引き上げられ、新しく

設立された村。エンカー村より森と新規開拓した

畑に近い場所にある。



オルドランド領都・ソアラソンヌ

北部最大の城塞都市であり、北部の文化と芸術が

集まる大都市。その発展と都市が放射状にひろがり

氷の結晶のような形をしているので、北の大華の異名をとる。



その他の町・村

ソアラソンヌとエンカー村の間にいくつか町や村があり、

領都まで行くほどでもない物資の調達はそこで

すましていることも多い。



今後登場人物が増えたら順次追記していきます。


魔法の属性はありますが、基本的に戦争がない世界であり

魔物には魔法の耐性もあり、致命傷を負うような私闘を

教会・神殿が嫌っていることもあり

魔法は技能職や資格職の能力のような扱いで、貴族はあまり

魔法を学ぶことに積極的ではなく、剣の腕を磨くほうが

優先されます。


「才能」もあれば便利、持っていても使わないという扱いが多いです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 人物紹介、相関図を作成して下さり有難うございます。このまま暫く公開された後に一話目の上に移動して下されば、確認したい時に探すことなく見返せて便利だと思います。 [気になる点] エンカ-村以…
[一言] 人物紹介の回がほしいというおねだりに応えてくださってありがとうございます。 登場人物が増えて名前を思い出せずにいちいち「どこで読んだっけ?」と読み返すには字数が多くなってきてかなり困りかけて…
[気になる点] ルッツさんは『貴族アレルギー』ではなく『貴族恐怖症』とした方がより適切かも? 精神的には立派に(?)アレルギーだと思いますが(;^_^A [一言] 毎話とっても楽しく拝読しています。
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